賃貸物件に住むという事は?どんな特徴があるの?

2020/01/14

賃貸管理

自宅として不動産を考えた場合、それにはいくつかの形態が考えられます。

まず、自身で購入して住む場合。

 

家族の持ち家に住まわしてもらうケース。

 

さらに、賃貸で借りたり、社宅で借りて住む場合です。

 

 

 

この賃貸で住む場合ですが、どんな特徴があるのでしょうか。

 

まとめてみようと思います。

 

 
┃賃貸のコスト

 

賃貸でお部屋を借りる際のコストですが、関東の場合は大体次のようなコストがかかります。

 

 

 

礼金

 

敷金

 

初月の賃料

 

仲介手数料

 

火災保険料
事務手数料等

 

 

 

以上を合計すると、およそ家賃の5ヶ月分程度の資金が必要になります。

 

 

 

賃貸契約はほとんどの場合、2年更新となります。

 

2年毎に賃料の1ヶ月分程度の更新料が必要になる事が多いと思います。

 

 

 

賃貸の場合はこれらのコストがかかりますが、逆に購入した場合と違って設備の故障や、ローンの支払い、管理費、修繕積立金、固定資産税、外装や屋根などのリフォーム費用、内装のリフォーム費用等は家主が負担するので、自身の負担がありません。

 

 

 

また、住環境の変化や仕事の都合や転勤、家族の人数や事情にも住む家を自由に選べるので、そういった急な変化には対応しやすくなります。

 

 

 

しかし、ずっと賃貸に住んでいれば、長男で実家を引き継ぎ田舎に戻る予定がある様な方以外は、退職後年金収入から賃貸の家賃を払い続けなくてはならなくなります。

 

 

 

自宅を購入して完済していれば、その後、基本的に住居にはほとんどコストがかかりません。

 

いくら家賃を払い続けても、一生自分の物になる訳ではない賃貸物件は退職後の生活において非常に大きなコストになってしまいます。

 

 
┃賃貸需要

 

個人事業主や、会社経営者、フルコミッションで成果報酬による収入を得ている方などは、住宅ローンが組みにくく、うまく住宅購入の融資が受けられないという方も多くいらっしゃいます。

 

そういった場合は賃貸に住むしか選択肢がない為、やむを得ず賃貸物件に住んでいるという方も多いのが実情です。

 

 

 

転勤などで単身赴任されている方も、仕事の都合で一時的にその街に住んでいる以上は不動産を購入しても意味がないという事もあります。
当然賃貸でお部屋を借りるのが当たり前でしょう。

 

この場合は会社が住宅費を負担してくれるケースが多いと思います。

 

 

 

また、ご結婚されて共働きの内は都心の利便性の高い立地で、職場に近いところに住んでいるというケースも多くありますし、学生の内は購入はできないので賃貸しか選択肢がありません。
新卒の社会に出たばかりの社会人も同様でしょう。

 

 

 

賃貸物件にはここに挙げた様な事情を持っている方が住んでいるという事になります。

 

 

 

購入するよりも気が楽だからという理由で賃貸物件に住んでいる方もいます。

 

やむを得ず賃貸に住んでいる方もいます。

 

仕事の都合という方もいらっしゃるでしょう。

 

 

 

賃貸に住むにしても購入するにしても、それぞれメリット、デメリットがありますが、基本的にはここに挙げたような例に該当する方々が賃貸需要を支えています。

 

 

 

それぞれの事情が賃貸の需要に反映されていきます。

 

賃貸のメリットや、需要を考えた際にどんな物件がその需要に応えることができるのか、イメージして頂くことで、投資用の物件選びのポイントが見えてくるのではないでしょうか。

現在の会社に入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。

現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

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