賃貸マンションに付いていると厄介な設備

2020/11/12

賃貸管理

 

設備

賃貸マンションを運用していると、設備の故障により修理や交換が必要になることがあります。

基本はこの設備の修繕や交換はオーナーが負担する事になります。

これについては致し方ない費用負担ではありますが、中には非常に高額な費用が必要になるケースがあります。

そのパターンとはどんなケースなのでしょうか?

 

┃①海外ブランドの設備

まず一つ目に海外ブランドの設備が付属している場合です。

よくあるパターンでいうと備え付けの洗濯機です。

ビルトインタイプの埋め込み式の洗濯機だと、海外ブランドの横置き型洗濯機が付いている事があります。

あまり容量も大きくはないのでそもそもそんなに便利な代物ではないのですが、ちょっとおしゃれなマンションで1LDKなどの間取りだと付いている事が多いと思います。

見た目にはすっきりしていて収まりも良く、デザイン性に優れていますが、これが交換となると洗濯機としてはわりと高額になります。

およそ20万円を切る事はなく、日本の高機能型の洗濯機と比べてもかなり割高感があります。

しかし、ほとんど値引きも効かない上に、同じスペースには日本のメーカーの物も入らないことが多く、他のブランドで流用できることもまずありません。

やむなしで同じブランドの洗濯機をつけるしかない事が多くなります。

 

また、高級マンションには多いのですがシャワーヘッドもGROHE(グローエ)などの海外ブランドの場合は交換すると高額になりがちです。

┃②エアコン

エアコンもデュアルタイプという2つのエアコンが一つの室外機で稼働するタイプだと、一台壊れると二台とも交換となり、交換費用が高額になったり工賃が高くなることがあります。

壁や天井に埋め込み式のビルトインエアコンも交換となると40万円近く費用がかかる事もあります。

デザイン性には優れていますが、コスト面では負担が大きくなるので要注意です。

┃③ファミリータイプ付属設備

大きめのファミリータイプの場合は床暖房も付属設備となる事がありますが、こちらも交換となるとフローリングを剥がして工事を行う事もあるため相当の費用が必要となります。
給湯器の交換だけでも30万円~40万円程度のコストがかかる事があります。

 

ワンルームには付いていなくて、ファミリータイプには付いている事が多い設備としては、浄水器やディスポーザー(生ごみの粉砕機)、食器洗浄機、ミストサウナ等があげられます。
これも全て壊れればオーナー負担となるので付いていない方が望ましいでしょう。

投資効率から見た付属設備

これらの設備が付いている場合は壊れる度にオーナーが負担して修繕や交換をすることとなり、投資効率を考えると負担が大きくなる可能性を高めてしまいます。

当然入居者からすれば、設備は付いているだけ嬉しいとは思いますがオーナーからすると出来るだけ運用コストは負担したくないものです。

そういう意味ではワンルームマンションにはほとんど高級な設備は付帯していません。

狭いスペースから高い賃料をあげる事ができ、なおかつ余計な設備のない回転率のよいワンルームマンションは、まさに収益を上げる事を目的としたオーナーにとって非常に効率的で運用を楽にしてくれることになるのです。

入居者と同じ目線や、自分の住みたい家をイメージして投資をすると、投資効率を落してしまったり、余計な費用負担を強いられる可能性があるのでオーナー目線で考える必要もあるという事を念頭において物件を選ぶことが大事だということですね。

 

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現在の会社に入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。

現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

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