初心者におすすめのお金の増やし方│長期的に安定収入を得るには?

2018/10/26

投資

多くの企業では給料が急激に伸びることも期待できず、金融機関に預けたところで利息も期待できない中で、どうやってお金を増やせばよいのでしょうか。結局のところ、支出を抑えつつも投資のように稼ぐための行動を開始するしかありません。

しかし、投資に対して「胡散臭い」「ギャンブルのようなもの」などといった誤解も残っていると考えられます。そこで今回は、投資初心者の方に向けてリスクを抑えた投資とはどんなものか、そしてどういった投資があるのかなど、「長期的に安定収入を得る」という観点から投資についてご説明します。

「投資初心者のためのお金の増やし方」

お金を増やすには、お金を増やすための投資を始める必要があります。とにかく行動が求められるのですが、それでも最低限頭に入れておくべきこともあります。まずは投資を始める大前提を理解しましょう。

投資を始める前のポイント

厳然たる事実として、ほとんど貯金を持たない人が投資だけで一攫千金を得られる可能性はほとんどありません。残念ながら、投資でお金を増やすためには元手となるお金がある程度必要なのです。

投資に回すための資金が少ないと、まとまった利益は得られません。仮に、年率5%でお金を増やせる投資先があったとします。元手が10万円しかなければ、利益はたったの5,000円です。飲み会一回分程度にしかならないでしょう。これに対して元手が1億円あれば、利益は500万円となります。1年分の生活費を投資だけでまかなうことも夢ではありません。

もちろん、1億円貯めないと投資を始めてはいけないわけではありません。しかし元手がないことには投資による利益を実感しにくいものです。現段階で貯金がゼロという人は、投資の前に投資資金の確保から始めてください。

投資資金の準備の仕方

投資資金を準備するには、家計を見直して安定的に貯金できる仕組みを構築しましょう。収入は短期間で増えにくいですから、支出の見直し=節約から始めるのをおすすめします。

節約は、まず収入と支出の明確化から始まります。特に、家計簿をつけて「いつ」「何に」「いくら」払っているか目に見える形に残しましょう。コンビニでのスイーツ、仕事帰りの一杯、休日の洋服衝動買いといった予期せぬ出費が分かると、自分でも危機感がわいて節約したくなるはずです。

日々の出費を減らして、現状の収入でも貯金できるよう家計を改善できてから収入を増やす方法を考えましょう。この順番でないと、仮に投資で成功して収入が増えても、それ以上に浪費してしまう可能性が高いです。

家計を改善してある程度まとまった投資資金が用意できたら、増やすための方法として投資を検討してください。もちろん、可能であれば副業で収入を増やすのも手です。

「投資初心者がお金を増やすために考えたいこと」

家計を改善して安定的に貯金できる環境が整ったら、いよいよ投資の検討を開始します。その際に、投資初心者の方には特に意識していただきたいことがあります。

長期的な投資計画を立てる

投資初心者は、長期スパンで投資を検討しましょう。数カ月や数年程度の短期で大儲けを狙うのではなく、長期的に安定してお金が増やせる方法を選ぶようおすすめします。

短期で大儲けすることが全く不可能というわけではありません。インターネットや投資雑誌を読むと、中には数日から数週間で何百万も儲けた投資家の話を目にする機会があるでしょう。しかし投資について知識や経験、何より強運がないと短期スパンで大きな利益を手に入れることはできません。

そして、大きな利益を得るには大きなリスクを背負わなければなりません。投資の世界ではリターンとリスクは裏表の関係にあり、ハイリスク・ハイリターンかローリスク・ローリターンの間にあらゆる投資は存在しています。「ローリスク・ハイリターン」のような都合のよい投資は存在しないのです。株式にしろFX(外国為替証拠金取引)にしろ、大儲けを狙いたければ大損失を覚悟の上で資金を投じなければいけなくなります。

初心者がお金を増やすには、リスクの低い投資先・商品を選択するのが無難かつ賢明です。確かにリターンは大きくなくても、堅実に少しずつ増やせるものは数多くあります。無謀な勝負は避けて、長く細くゆっくりと収入を得られる投資方法を検討してください。

自分以外の力を借りる

自分ひとりで何でもやろうとする人は、あまり大きくお金を増やせないかもしれません。投資について学んだり意志決定したりする機会は数多くあるため、常に勉強と情報収集が必要になってきます。また、資産の管理や税金関連の事務処理などもあり、その上で平日の日中は本業に従事するとなると、自分ひとりでは時間的にも労力的にも限界があります。

そこで「自分以外」の力を借りるのがおすすめです。資産運用についてのアドバイザリーサービスの利用や、不動産であれば管理会社への委託など、専門家のサービスを利用するわけです。確かに費用はかかりますが、その分だけ時間や労力に余裕が生まれるのであればぜひ利用すべきです。

自分の時間や労力に余裕が生まれれば、既存の投資の範囲や費用を拡大したり新たな投資に挑戦したりと、新たにお金を増やせる可能性を模索できます。そうなると、専門家のサービスへの支払いは立派な先行投資と言えるのではないでしょうか。

他人の力を借りることで、投資の成功のチャンスが広がります。ただし、投資の結果責任は自分ひとりが背負うものです。「○○さんが言っていたから投資する」というような他力本願的な投資はせず、自分の頭で考え抜くようにしましょう。

「初心者におすすめのお金の増やし方:貯蓄編」

資産運用には「投資」以外にも「貯蓄」があります。このうち貯蓄は軽視されがちなのですが、元本(元々の資産額)保証タイプが多いなど投資にはないようなメリットもあるため、上手く活用すれば資産運用のリスクを抑えることもできます。まずは貯蓄にどんな種類があるのかご紹介します。

普通預金

銀行の普通預金口座にお金を預け、一定期間が経過すると利息が発生するタイプの預金です。銀行だと、この普通預金口座を最初に開設することが一般的だと思います。

発生した利息でお金を増やしていく普通預金ですが、「お金を増やす」というより「お金を貯める・守る」ことが主な目的となります。金利は年間で0.001~0.1%の銀行がほとんどであり、元手はほとんど増えません。

定期預金

定期預金は、普通預金とは別の口座で期間を固定する形で預金するものです。普通預金よりは若干高い金利を得られます。また一定期間は預金を引き出せないので、節約目的にもなるのがメリットです。

普通預金より金利が高いとは言え、大きな利益を得られないのは定期預金でも同じです。しかし元本割れのリスクはありませんので、きわめて安全なお金の増やし方(確保の仕方)ではあります。

外貨預金

外貨預金は、ドルやユーロなど外国の通貨に両替してから銀行に預金する方法です。普通預金や定期預金とはまた別の口座に預金することになります。

普通預金や定期預金と比較しても、金利はかなり高めです。その一方為替リスクがあるため、元本保証ではありません。為替が円安に振れれば外貨の価値が高まるため利益が増えますが、円高が進むと損失につながる可能性もあります。

たとえば1ドル=100円のときに1万円をドルに替え、その後1ドル=120円まで円安になってから円に戻すと2,000円の利益となります(手数料は除きます)。これに金利が加わるため、場合によってはかなりの利益を得ることも夢ではありません。しかし1ドル=80円まで円高が進んでから円に戻すと、今度は2,000円の損失となります。払い戻すタイミングによって、利益額の大きさはかなり左右されます。

「初心者におすすめのお金の増やし方:投資編」

貯蓄の次は投資についてご説明します。不動産投資や株式投資など、投資先はさまざまです。リスクとリターンの高さについてよく理解し、自分の投資目的に合った商品を選択することが重要です。複数種類の投資を行うことも可能ですので、興味を持ったものにはぜひチャレンジしてみましょう。

不動産投資

不動産投資は、利益を目的として不動産を運営するものです。その多くは、マンションやアパートなどの不動産を賃貸に出して家賃収入を得ることになります。また購入した物件の価値が値上がりすれば、売却によって差益を得ることもできます。

どちらかというと、賃貸による家賃収入を狙う方が初心者向きです。確かに不動産売買だと、場合によっては膨大な利益を得ることもあります。しかしそうした不動産の値動きは激しく、きわめてリスクが高いため初心者には難しいでしょう。周辺環境や社会のニーズなどと的確に捉えられるような、知識・経験ともに豊富な投資家向きです。

賃貸の場合でも、物件の購入やその後の管理などで専門的な知識が求められるため、初心者には難しいと考える人もいるかもしれません。確かに知識や各種業務が必要ではあるのですが、物件の管理を不動産会社に任せることで負担を軽減することもできます。特別なノウハウや資格は必要とせず、しかも長期にわたって安定した収入を得られるため、初心者におすすめです。

国債

国債とは、国の政府が発行する債券のことです。国が行政を執行するのに必要となる資金を借り入れるために発行する有価証券で、購入すると一定期間ごとに利息が支払われるとともに、満期まで経過すると購入額分が戻ってくる仕組みになっています。

日本政府も日本国債を何種類も発行しています。個人投資家が手軽に購入できるのは、そのうち「個人向け国債」と呼ばれるタイプの日本国債です。

この個人向け国債を購入すると、半年ごとに年2回利息が発生します。満期になると元本が戻ってきますので、実質的に元本が保証されているようなものです。購入して1年が経過すると、2回分の利息を払い戻すことで換金できます。1年以上経過すれば2回以上の利息を受け取っていますから、いつ換金しても元本割れとなることは決してありません。

個人向け国債は預金とも似ていますが、「ペイオフ」がなくいくらでも元本保証される点で有利です。ペイオフとは、金融機関が破綻したときに1金融機関1預金者当たり元本1,000万円までとその利息までを保護する制度です。逆に言えば、1,000万円を超えた部分は預金者保護の対象とはなりません。これに対し、個人向け国債であれば1,000万円を超えても元本が保証されます。

個人向け国債は、最も安全なお金の増やし方の一種です。確かに日本政府の財政が破綻すればどうなるか分かりませんが、日本政府はペイオフ制度を適用される金融機関より信頼できると考えられます。

その一方で、利息は定期預金よりやや高い程度です。リスクも少ない分リターンも小さいため、より利益を求める場合には他の投資方法を取り入れる必要があります。

株式投資

株式投資は、企業が資金調達のために発行した株式を購入し、保有・売却することで利益をえるものです。

株価が割安となっている時期に株式を購入し、高騰した後に売却するのが一般的です。現在の株価を分析し今後の動きを読む必要があるため、企業の事業に対する理解やチャートの読み方に関する知識が求められます。また、日々の情報収集は欠かせません。

毎日チャートを眺めるのが面倒だという人は、売却せず保有し続けることで利益を得るのがよいでしょう。企業が定めた時期に配当金を受け取れるほか、現物のプレゼントをもらえる株主優待をもらえます。また株主総会の議決権も獲得し、企業の意思決定に関わることも可能です。

株式は元本保証型の金融商品ではありません。購入したときより株価が下落すれば損失が出ますし、万が一投資した先の企業が倒産すれば、元本を丸ごと失うリスクもあります。

投資信託(ファンド)

投資信託は、プロの運用会社に投資を任せるタイプの商品です。こうした運用会社は、一定の投資基準・方針に沿って投資家から集めた資金を株式や債券、不動産などに投資します。投資家は、その成果を分配金として受け取れるようになっています。

当然ながら、投資信託も元本保証型ではありません。債券のように値動きの小さい商品にのみ投資する投資信託であれば、資産を大きく失う可能性はきわめて低いでしょう。しかし、そうした低リスク商品はリターンも小さいため、投資していて旨みもありません。

なお、投資信託のうち不動産へ投資・運用するタイプを「REIT(不動産投資信託)」と呼びます。また投資信託と類似しつつも、株式のように証券取引所へ上場しているものを「ETF(上場投資信託)」と呼びます。

ここまでご紹介してきた投資対象のうち、どれか一つだけをやらなければいけないというわけではありません。不動産投資と国債投資をしてもよいですし、すべてを同時並行で行ってもかまいません。しかしあえて一つだけおすすめを挙げるのであれば、やはり不動産投資かと考えます。

不動産投資の特徴は、ある程度まとまった家賃収入を安定的に得られるところです。たとえば、生活費が毎月20万円くらいだとしましょう。株式の配当金や債券の利金、投資信託の分配金で毎月20万円以上の利益を出すのは至難の業ですが、不動産投資で毎月20万円以上の利益を出すのは、容易ではありませんが十分実現可能です。

こう考えると、長期スパンで安定的にお金持ちになっていきたいのであれば、不動産投資がおすすめでしょう。会社を辞めて、不動産から得られる「不労所得」だけで生活していくのも夢ではありません。

「投資初心者が不動産投資を始める前に知っておきたいポイント」

不動産投資の流れを大まかにご説明します。個別の事情によって前後する部分もありますが、物件を購入して運用を始めるまでのプロセスは大体同じです。この点を最初に覚えておくと、行動に移しやすいと思います。

不動産投資(賃貸)の流れ

行動を開始する前に、投資目的や投資額などといった計画を大まかに考えるようにしましょう。目的は「給料以外の収入の柱を作りたい」「老後のための収入を得たい」「遺産相続に向けた節税対策をしたい」など、人によってさまざまでしょう。また、投資額の規模も数百万~数千万レベルから、億を超えるレベルまで考えられます。

目的や額をあらかじめ明確にしておくと、選ぶべき物件の選択肢も定まってきます。次は情報収集および物件選定と不動産会社への問い合わせに入りますが、これらのプロセスの効率性が変わってきます。目的が固まっていると収集すべき情報もある程度分かりますし、不動産会社を主体的に活用できるようになります。物件選定はインターネットや雑誌などを参考に行い、興味を持った物件があったら積極的に問い合わせてください。

現地での内見の前に、事業計画を作成しておきましょう。税金や手数料、ローンの返済額などを踏まえて、購入してからどれぐらい収入が見込めるのか、キャッシュフローを計算します。その後、現地で内見して設備に補修すべき箇所はないか、室内の汚れや破損がないかチェックします。

内見して気持ちが固まったら、いよいよ購入申込に移ります。売主と契約条件の調整交渉を行うとともに、金融機関へ不動産投資ローンの申込を行います。ローンについては、希望する条件で融資契約を締結できるまでに複数の金融機関を渡り歩く可能性もあります。ローンの返済は購入後の事業計画に大きく影響しますので、粘り強く金利や返済期間などの条件について交渉を続けましょう。同じ金融機関でも、地域(支店)や担当者によって対応が変わってくることもあります。

ローンの交渉と前後して、売買契約を売主と締結します。これまでに融資の契約が未締結であることが多いため、融資が不成立なら売買契約を元に戻せる「融資特約」をつけることになるでしょう。仮に金融機関から色よい返事をもらえていたとしても、融資特約つきの契約にしておくのが無難です。

不動産の管理を外注する場合は、管理会社を選定します。管理会社次第で事業計画は影響を受けますので、実績や管理体制などを念入りにチェックして選定に臨みましょう。金融機関と首尾よくローン契約を結べたら、代金の支払いと引き渡しを行って取引完了です。

この後は、必要であれば補修やリフォームなどを行い、賃貸を開始します。入所者がいれば、ついに家賃収入が入ってきます。

不動産投資に必要な知識

不動産投資を行うには、さまざまな分野の知識が必要です。不動産用語をはじめとした不動産業界の知識はもちろん、法務や税務関係の知識も一部必要になってきます。物件の運営はビジネスの経営なので、経営や投資、リスクマネジメントなどの知識も求められます。入居者を集めるために、広告・宣伝やマーケティングについても学ぶべきでしょう。

こうした知識は、本やインターネットを活用して独学で身に付けられます。ただし、不動産業界の最新情報や本当に役立つリアルなノウハウは、なかなかオープンな場には出てこない場合もあります。そのため、不動産会社のセミナーに参加したり、専門家に相談したりするとよいでしょう。不動産投資を続けていて疑問に感じた点や不安な点などを、そうした場でぶつけるのもおすすめです。

物件の選び方

人気エリアの物件を選べば空室になりにくく、安定した家賃収入が期待できます。主要都市へのアクセスがよい、最寄りの駅が大きくて栄えているなどの条件を備えていると、人気のエリアであると考えられます。

また入居者のターゲットによって、人気のエリアは異なってきます。たとえばファミリー層を狙うのであれば、子育てしやすい環境の整っているエリアを探すのがよいでしょう。しかしこうした条件は、シニア層にはあまり関係ありません。同じように、大学に近ければ大学生のひとり暮らし用物件が適していますが、ファミリー層には人気は出ない可能性が高いです。

優良物件を手に入れるには、ターゲットのニーズを把握することと物件を見る目を養うことです。ターゲットを明確にして、そのニーズがどこにあるのかインターネットや雑誌などからリサーチしましょう。また、多くの物件を実際に内見し、こだわりのポイントや注意すべき点がどこにあるのか感覚を身に付けるとよいでしょう。

「初心者は情報収集とリスクテイキングで投資を学ぼう」

長期的に安定収入を得るには、取らなくてもよいリスクはなるべく抑えつつも、安定的なリターンを期待できる投資を行うのがおすすめです。いきなり大金を投じても損する可能性が高いので、まずは基本的な心構えややり方を学ぶようにしましょう。情報収集が向き・不向きの見極めも必要です。

ただし、情報を集めるだけでは学びになりません。やはり実践こそが最上の学びであり、少額投資でもよいので少しずつ投資行動を開始することをおすすめします。最初は1万円程度で低リスクの投資信託を買い付けるだけでもよいので、行動して市場のダイナミズムに触れるとよいでしょう。

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