不適切融資1兆円規模 スルガ銀、投資用不動産向け6割

2019/05/16

業界ニュース ,

スルガ銀行が総額1.7兆円の投資用不動産向けのすべての融資を対象に進めてきた不正行為の調査の概要が13日、わかった。書類改ざんなどの不正行為や、不適切な行為が疑われる融資は1兆円規模に上り、このうち

出展:不適切融資1兆円規模 スルガ銀、投資用不動産向け6割 | 日本経済新聞 電子版
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記事の要点

  • スルガ銀行の総額1.7兆円の投資用不動産向けの融資で不正行為・不適切な行為が疑われる融資は1兆円規模
  • そのうち5千億円強は預金通帳の改竄など明らかな不正行為が見つかった
  • ただ現時点では返済の延滞は少なく、財務への影響は軽微にとどまる見通し
  • 楽観視はできず、僅かな経営環境の悪化でも不良債権となる恐れをはらんでいる

記事へのコメント

問題を報告1.7兆円の投資用不動産向けの融資で、不正行為・不適切な行為が疑われる融資は1兆円規模というのは酷いですね。半分以上の融資が不正や不適切だった可能性があるわけで、いかにスルガ銀行が杜撰だったのかがわかります。それでも、現在のところ財務への影響は軽微とのことで安心でしょう。他のニュースでは、新生銀行と提携という報道がありました。一度失った信頼を取り戻すのは難しいですが、ここからがスルガ銀行の正念場ではないでしょうか。By 匿名ユーザー

問題を報告スルガ銀行の不正行為の調査が終わったのですね。結局、投資用不動産向けの融資の半分以上が不正もしくは不適切な行為が疑われるというのは異常ですね。それだけ不正行為が常習化しており、組織的に行われていたのではないでしょうか。財務への影響は少ないとはいえ、安心するのはまだ早いでしょう。少しでも経営環境が悪くなれば、不良債権となる可能性が高い。予防的に引当金を積むだろうが、まだまだ安心はできませんね。By 匿名ユーザー

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監修者

室田雄飛

J.P.Returns株式会社
執行役員 コンサルティング3部 本部長

J.P.RETURNS執行役員。
J.P.RETURNSに入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。数百戸の投資用区分マンションを販売、自身でも6件の不動産を所有、運用している。現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

【書籍】
日本で最も利回りの低い不動産を持て!
マンション投資2.0

【ブログ】
室田雄飛のモグモグ不動産投資ブログ

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