金融庁、「限界地銀」に照準 含み益6千億円消失

2019/05/18

業界ニュース ,

地方銀行が正念場を迎えている。上場地銀78行・グループの2019年3月期決算は全体の7割で最終減益となり、収益を支えてきた有価証券運用でも含み益が約6千億円減るなど苦戦が鮮明だ。低金利の長期化や人口

出展:金融庁、「限界地銀」に照準 含み益6千億円消失 | 日本経済新聞 電子版
続きを読む

記事の要点

  • 日銀は、約6割の地銀が10年後の28年度に最終赤字になると試算した
  • 金融庁は将来にわたって収益力が低い「限界地銀」に対し、業務改善命令も視野に抜本的な対応を迫る
  • 地銀の経営を支えてきた有価証券運用を含めて経営戦略の再構築は待ったなしだ

インターネットユーザーの声

「金融行政は二枚舌状態だ。 担保主義ではなく成長性のある事業・企業にリスクマネーをと言うが、一方、例えば不動産向け融資で将来の事業収支も問題ない案件について過剰な融資だといちゃもんを付ける。 何がしたいの理解不能。」といった反応、感想が上がっている。

記事へのコメント

問題を報告いよいよ金融庁が本腰を入れ始めましたね。10年後に全体の6割が最終赤字になるとの算出が出ればもっともでしょう。マイナス金利や米国金利上昇など、金利による影響がかなり強く出ているようです。ここで、収益化できるモデルを作れるのか、ユーザーに信用してもらえる銀行であり続けられるのか、一消費者として動向を見守りたいです。By 匿名ユーザー

問題を報告地方銀行にとっては厳しい時代。10年後に6割の地銀が赤字になるという試算はショックでしょうね。金融庁が経営の抜本的な見直しを迫るとのことだが、迫ったところでできることってあるのでしょうか。できるのは、リストラや経営統合ぐらいじゃないのかな。リストラだってそんなに簡単ではないし、新卒採用を減らせば谷間の世代ができて将来的に厳しくなる。経営統合だって上手くいくとは限らない。持続可能なビジネスモデルを描き直すとのことだが、それができるならもうやっているでしょう。地銀の将来は前途多難だ。By 匿名ユーザー

問題を報告金融機関も危ないですね。一昔前なら、金融機関と言えば勝ち組のイメージがあったけど、今なら将来大丈夫なのか心配になっちゃいます。地方銀行にとって大変な時代ではあるけど、自業自得な部分はあると思います。景気が厳しい時には、散々貸し渋りや貸し剥がしをしてきた地銀もたくさんあるでしょう。そう考えれば、「ざまあみろ」と思っている方も多いのではないでしょうか。By 匿名ユーザー

この記事へコメントする

監修者

室田雄飛

J.P.Returns株式会社
執行役員 コンサルティング3部 本部長

J.P.RETURNS執行役員。
J.P.RETURNSに入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。数百戸の投資用区分マンションを販売、自身でも6件の不動産を所有、運用している。現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

【書籍】
日本で最も利回りの低い不動産を持て!
マンション投資2.0

【ブログ】
室田雄飛のモグモグ不動産投資ブログ

PAGE TOP