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ご注意
人が生きていくために必要なお金は、どのくらいでしょうか?
ご自身の生活だけではなく、パートナーやお子さんの生活を支えなければなりません。また、病気やケガで仕事を続けられなくなった場合のことも考えなければなりません。人生を楽しむための旅行や、趣味のことなども考えると、お金は余裕がある方がいいですね。
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銀行口座や財布にお金があるということは、「どこかからそのお金が入ってきた」ということです。
そして、生活費や教育費などの形でお金を支払うと、預金残高や財布のお金は減ります。
数式で表すと「収入-支出=手元に残るお金」です。
今よりも多くの収入を得ることができれば、手元にお金が残りやすくなります。
受け取るお給料を増やすには、昇進して役職手当などを得られるようになる、インセンティブを得るなどの方法があります。
収入を増やすためには、現職で昇進を目指すことが理想的だと考えられるでしょう。
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、係長級、課長級、部長級と昇進していくに伴い、賃金も40.1万円、53.6万円、65.9万円と上昇しています(平成30年の数値、男性の場合)昇進を目指す場合、「実績を上げること」が基本的には重要になります。
もちろん職種や業務内容によって違いはあるものの、上司や同僚、後輩など周囲から評価を得られることで、役職につきやすく、収入にも反映されていくと考えれます。ただし、大企業ではライバルが多く、昇進が難しいケースや、中小企業では役職の席が空いていないケースもあります。
また、昇進しても昇給額が少なく、給与はあまり変わらないといったことも考えられるため、他の方法も視野に入れながら収入を増やしていきましょう。
同じ業界・業種でも企業によって給与は異なるため、転職すれば年収が上がる可能性もあります。
また、専門知識や能力を身につけることで、資格手当を受け取ることができたり、業務量を多くこなせるようになったりして、収入が増える可能性があるでしょう。
昨今では転職することは珍しいことではなく、キャリアアップを目的に転職される方が増えています。今の勤め先で、年収アップが期待できないなど不満があるのであれば、「転職」という選択肢も考えてみてはいかがでしょうか?
会社側が決めたノルマを達成することができた場合など、給料とは別にインセンティブが支払われる制度を採用している企業もあります。
インセンティブのメリットとしては、自分の頑張りが周りからきちんと評価されて、収入に反映されることです。そのため、仕事のモチベーションに繋がりやすく、良い循環が生まれると考えられます。
ただし、必ず支払わなければいけないものではないため、業績に応じて減額したり、カットされたりするケースも中にはあると考えられます。
「賃金構造基本統計調査」では、係長級の平均年齢は44.9歳、課長級は48.5歳、部長級は52.6歳となっていますので(平成30年の数値)、若いうちに昇進するケースは少ないと考えられます。
国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、25歳~29歳の平均給与は370万円、30歳~34歳で410万円、35歳~39歳で448万円です(平成30年の数値)。29歳の人が10年働いて39歳になったとき78万円お給料が上がるというペースであることが分かります。逆に言えば、急激に年収が上がる可能性が少ないとも考えられます。
(参考)
・厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
・国税庁の「民間給与実態統計調査」
お給料や事業収入としてお財布に入ってきたお金は、家賃や食費、娯楽費といった形でお財布から出ていきます。出ていくお金が少なくなれば、財布にはたくさんのお金が残ることになります。
支出は「消費、投資、浪費」に分けられます。
消費とは、欲求(食欲など)を満たすために払ったお金のことを指し、投資とは「今お金を払うことが、未来にリターンが得られる」と見込むことができる支出を指します。そして、浪費とは、無駄使いと言われるもので「お金を払ったが無駄だった」と感じられる支出です。
消費や投資を減らすと、私たちの生活や人生によくない影響が出てきますが、浪費を減らしたとしても、生活に支障はありません。できるだけ無駄な支出を減らしましょう。
お金の使い方を見直すために、これから1か月から3か月、買い物をしたらレシートを必ず受け取り、持ち帰るようにしましょう。1か月分が貯まったら、「食費」「娯楽費」「服飾費」「家賃」「通信費」など分類してみましょう。
レシートを分類することで「生活に必要な支出」「払わなくてもよい支出」が見えてきます。具体的にどの項目にお金をかけすぎているのかが分かるのです。
商品やサービスを購入する前、財布を取り出す前に「本当に必要なものか?」「なくても困らないものではないか?」を考える習慣をつけましょう。一呼吸おいて考えるだけでも、無駄な支出をする回数が減るでしょう。
サラリーマンやOLとして働いている人は、ご自身の努力だけで給料を上昇させることができません。そこで、副業を持つことで、収入の入口を増やすという考え方をしてみましょう。
副業の手段を大きく2つに分けると「自らが働き、給料や報酬を得る方法」「自らが資金を投じ、一定期間後にリターン(配当金や収益など)を得る方法」があります。
● 自らが働き、給料や報酬を得る方法例:自分のスキルを活用した副業など
株式投資や投資信託など配当や分配金を得られる商品に投資する方法や、有益と思われる事業に資金を投資し、事業から得られた収益を回収するという方法があります。また、マンション投資などの不動産投資で安定した家賃収入を得る方法もあります。
● 自らが資金を投じ、一定期間後にリターン(配当金や収益など)を得る方法例:投資
バイトやパートなどで、自分の持つスキルを活かして収入を得る方法、セミナー講師やライターなど自分のスキルを人に伝えて収益を上げる方法などがあります。
現在お勤めの会社の就業規則を確認し「副業禁止」「競業禁止規定」などをチェックしましょう。
● 会社がどのように定めているか
会社側としては、「本業に支障が出ては困る」という考えから、副業を禁止としているケースがあります。公務員の方は国家公務員法などで副業禁止と定められています。
たとえば、副業に熱中しすぎた社員が、遅刻や欠勤を繰り返すようになったり、自社の社員が副業で競合他社の仕事を請け負ったことがトラブルにつながったりするような事態を、会社側としては避けたいと考えるのです。
● どこまでが副業の範囲か
「本業以外で収入を得ている仕事は副業である」と広く考えられています。
いっぽうで「副収入」という言葉もあるのですが、これは「本業以外で得られた収入の全て」を指す言葉であり、少しニュアンスが違います。たとえば生活用品をネットオークションやリサイクルショップで売る習慣がある人がいます。この場合は「副業とは言えないけれど、収入が得られる」という場合もあるので、副収入と副業は少し異なる言葉です。
簡単30秒で完了
支出を減らそうとしても、「ご飯を食べずに食費を0円にする」というわけにはいきませんし、「友人を失ってもいいから、交際費を一切使わない」という人生も味気ないものです。支出は必ずしもいけないことではなく、収支のバランスを考え、適正な配分で支出していけば人生が充実します。無理なく支出を減らすための方法をご紹介します。
具体的には「収入」「支出」「貯蓄」の役割を担う口座を使い分けるようにします。
毎月の給与の振り込みに使う
会社側から「○○銀行□□支店に口座を開いてほしい」と求められる場合もあります。この口座を「収入を管理するための口座」と決めます。
出費をこの口座から出していく
家賃や生活に必要なお金を「今月はこのくらい」と見積もり、支出予定金額をこの口座に移します。
● 家賃
毎月の家賃に加えて、契約更新の際にかかる更新料なども、この口座に準備しておきましょう。住宅ローンを支払っている場合は、繰上返済の予定額やご自宅のリフォーム費用の積立も行いましょう。
● 保険料
生命保険や火災保険、地震保険など加入している保険の保険料をこの口座に準備します。
● 生活費など
食費や娯楽費、被服費、水道光熱費など、生活にかかる費用はこの口座から引き出すようにします。クレジットカードを利用して支払えば、支払日が1日にまとめられるので、管理しやすくなるという人もいるでしょう。
この口座からは引き出すことは基本的にせず、「入金のみ」の口座となります。
毎月の給与の中から一定の額を貯金に回しましょう
「収入-実際に使うお金=貯蓄」という考えを少し変えて「収入-貯蓄=使ってもよいお金」としましょう。先に「貯蓄」の部分を収入から差し引いて、この口座に移します
具体的には「年収の10%を貯蓄に回す」という考えが、無理なく生活できると言われています。
給与が振り込まれたら、まずは貯蓄に回す金額を決定し、貯蓄用口座に振り込みます。
● 後回しはだめ
「明日でいいか」「明後日でいいか」と一日のばしにするのは止めましょう。
● 月の後半にお金を使いすぎて、貯金できなくなるのもだめ
「貯蓄にいくら回すか」を決めないで、お金を使っていると、貯金ができなくなります。
● お金の引き出しは厳禁
この口座から、お金を引き出すことは厳禁です。
もしもどうしても赤字になってしまうならば、無理のない収入と貯蓄のバランスを考えなおしましょう。
・旅行など目標の額を決めて貯金するのがいい
「貯蓄したい」と思っても、なぜか挫折してしまう。そのことの原因に「貯蓄する目標があいまいだから」ということが考えられます。旅行や自動車の買い替え、理想の家にリフォームすることなど、目標と目標額を決めて貯金をしましょう。
家計を改善したい、もっとお金を増やしたいと思っても、「なぜ、お金が貯まらないのか」を把握しなければ、収支のバランスが改善できません。まずは便利なアプリや家計簿を使って、現在の収支の状態を確認しましょう。
収入の合計額に加えて、固定的な数値と変動する可能性がある数値についても、把握できるといいでしょう。
● 毎月の給与の額
給与明細書は保管しておくとよいでしょう。
● その他の収入
副業による収入や、生活用品をネットオークションやリサイクルショップで売却したお金、懸賞で当選したお金、株やFXで投資して得られたリターンなどがあります。
副業などで得られた収入は、所得税の課税対象となる場合もあります。また、経費がかかっているならそれを差し引くことが確定申告の際に必要かもしれませんので、「預金口座などに入金された金額=自由に使っていい金額」かどうかは、注意しましょう。
クレジットカードや電子マネーなど、支払い手段が多様化しているので、記憶や財布の残高だけに頼っていると、支出の総額を把握することができず、家計簿やアプリで記録することが、管理のために重要です。
一般的に、月々の支出額が決まっている固定費は、契約を変更することなどで将来にわたって支出を抑えることができます。
後から何に使ったか思い出せないお金とは、すなわち「使わなくても生活に支障がなかった」というお金であることも多いのです。お金の使い方に対する意識を変えましょう。
スマホアプリの中には、銀行口座やクレジットカードの明細を読み込み、自動的に分類するという便利な機能を持つものもあります。
● 収入から支出まで一元的に管理
銀行口座やクレジットカードなど支払いの手段が多様化している中でも、アプリを使うことでお金の流れが一目で分かるようになります。自分で1つ1つを記入する手間も省くことができます。
● 銀行やクレジットカードなどのデータと自動的に連携
銀行口座やクレジットカードの利用明細に書き込まれた文字などをもとに、支出が「食費」「交通費」「日用品費」などのうち、どれにあたるのかを判別し、分類してくれます。
収入を増やすためには、副業に取り組むのも1つの方法です。誰でも手軽に始められる副業から、身につけた技術やスキルを活かして稼ぐ副業、手持ちのお金や資産を活かして稼ぐ副業まで、様々なものがあります。
副業としての不動産投資について詳しく解説した記事もあります。合わせてご覧ください。
> 家賃収入は副業になる?会社員は賃貸物件のオーナーになれる?
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J.P.Returns株式会社
執行役員 コンサルティング3部 本部長
J.P.RETURNS執行役員。
J.P.RETURNSに入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。数百戸の投資用区分マンションを販売、自身でも6件の不動産を所有、運用している。現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。
【書籍】
日本で最も利回りの低い不動産を持て!
マンション投資2.0
【ブログ】
室田雄飛のモグモグ不動産投資ブログ
大学在学中に家庭教師のアルバイトをきっかけにデイトレーダーへ転身。24歳で資産運用法人を設立する。25歳から大手投資用マンションディベロッパーと業務提携後、およそ6年間にわたり資産運用アドバイザーとして活躍。その後、大手不動産仕入れ会社で販売統括責任者として従来の投資用物件の流通システムを革新するプロジェクトを立ち上げる。国内最大規模の投資イベント「資産運用EXPO」で登壇実績があり、同業他社からも多くの見学者が立ち見の列を作った。2020年にJ.P.RETURNSに参画。オンラインでの商談やWEBセミナーを導入し、コロナ禍でも年間300件以上の顧客相談を担当している。
【保有資格】
宅地建物取引士、ファイナンシャル・プランナー(AFP)