株は瞬発力、不動産は持久力

株は瞬発力、不動産は持久力

 

投資はそれぞれ特徴があり、原則はリスクの度合いも違います。

 

よく株か不動産か、FXか投資信託か。

などと他の投資と並べて考える方もいますが、これは並べる時点で間違っています。

 

不動産は借り入れができるので、他の投資の様に大きな原資が要りません。

 

現金の運用先は株、FX、投資信託、金など自身の感覚に合う物を選ぶということで良いと思います。

 

不動産を現金で購入できるほど資金が潤沢なのであれば不動産も検討材料には入ると思いますが、基本的に不動産投資は複利の効果もありませんし、単利で4%前後というなら他の投資でもそれ以上の効果は狙う事ができます。

 

株は30%価格が上がることなどはざらにあります。

瞬発力ならまちがいなく株の方が大きな利益を得られるチャンスがあります。

ただし資金力がない場合はそれ以上の利益を出しようがありません。

 

しかし、不動産なら借り入れた資金で回す事ができるので、資金の範囲を超えて大きな投資ができます。

運用の規模を簡単に拡大できる点が大きなメリットです。

 

現金主義は不動産の「良さ」を殺す

不動産を現金で一件だけ買う。

こんなつまらない投資はありません。

ただ単に4%の利益が毎年入ってきて終わりです。

 

これでは不動産投資の良いところを全く使えていないと言っていいでしょう。

地味に家賃収入が毎月コツコツ入ってくる不動産投資は、一旦入居者がつけば大抵は安定して収入、利益を得ることができます。

 

例えばもう一件物件をローンを組んで購入していれば、同時に二件の物件から家賃を取りながら、二件分の家賃収入でローンの支払いを進められます。

この方が資産形成のスピードを圧倒的に早めることができます。

 

借金が嫌い、ローンを組むのが怖い、現金主義だからと不動産で投資する上で最も特徴のある借り入れという大きなメリットを自ら潰して考える方がいますが、これははっきり言って不動産の利点をなにも理解していないということになります。

 

音楽の才能がある子供にピアノを与えないのと同じ事です。

 

何度もいいますが、現金の運用先ならなにも不動産である必要はありません。

他に投資先はいくらでもあります。

さらに投資の瞬発力は間違いなく他の投資の方が優位性があります。

 

不動産は地味な投資です。

ただし安定していて、長期間では大きな利益になります。

そしてなにより借り入れができて、低金利で投資する資金そのものを調達できる唯一の投資です。

 

不動産の投資を最も効率的に行うということは、借り入れをどう活用するのかを考えるという事と同義です。

 

不動産の利益を最大化すること。

どうすれば最大化できるのか?

これをまずは理解してもらう事がなによりも重要です。

現在の会社に入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。

現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

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