不動産購入者の年末駆け込み需要

 

不動産投資をされる方は、年末までに決済を終えると税務上のメリットがあるため、年末にかけて手続きを急ぐ方が多くなります。

これは投資だけでなく実需の場合も同様に効果がでることがあります。

 

年末は金融機関へのローン申し込みが集中

年末はこういった需要があるので金融機関へのローン申し込みが集中しがちです。
当然金融機関にも仕事の限界があるため、場合によっては間に合わなくなるケースも出てきます。

特に2021年はコロナウイルスの蔓延により金融機関もリモートワークにシフトしている傾向があり、社内の出勤率が下がっているというケースもあります。

その分処理能力がさがっていたり、年内の決済を前提とした申し込みを早めに締め切る可能性が高く、例年よりも手続きを急ぐ必要があります。

本年中に決済を終えたい場合はゆっくり検討していると手続きが間に合わずに税務上のメリットが享受できなくなる可能性を考慮しましょう。

年内の決済とするだけで税務上のメリットが数十万円単位で変わることもあるので、金額から考えても侮れません。

 

不動産を購入する場合は、逆算して1ヶ月は見た方が良い?

不動産を購入する際は、お申込み、審査、契約、ローン契約、決済と段階的に手続きが進んでいくため、どんなに急いでも1ヶ月近くお引渡しまでに時間を要します。

逆算して考えると、11月中には物件を決めて申し込んでいくぐらいのペースでなければ年末の決済には間に合わない可能性があると考えてよいでしょう。

11月も残り半分となりました。
物件の購入で悩まれている場合はそろそろ急いだ方がよいと思います。

複数件の所有や大きな物件の投資、1棟物などの場合はさらに時間を要することもありますので、その点も考慮に入れた動きが必要となるでしょう。

とはいえ大きな投資ですから時間に合わせて動くことで、検討や確認作業が杜撰にならないように注意をしてください。

 

ご判断はお早めに!

年末は業者も年内に成績を収めたいという場合も多いでしょうから、条件がよくなることもありますし、購入の契機としては良い時期なのでうまく買えるといいですね。

本年もあとわずかとなりましたが、来年以降コロナウイルスの問題が解決に向かうに連れて景気回復が期待される今、今後を見据えて不動産投資をはじめたいという方も増えていますのでご判断はお早めに!

 

現在の会社に入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。

現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

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