強引な売却提案にご注意を!

 

不動産売却では興味を持ってもらうために良い価格を提示している可能性あり

不動産を所有していると売却をしませんか?という案内がきます。

ダイレクトメールがくることもありますし、直接お電話がくることもあるでしょう。
具体的な買い手がいるとか、こんなお客様が物件を探していますとか、なかには購入検討価格が書いてある事もあるようです。

価格が魅力的だと所有者にとっては興味がでることもあるでしょう。

しかし、いい価格を提示して関心を持たせるのは売却の提案をする不動産業者にとっては常套手段です。

まずは興味、関心を持っていただかなければ仕事になりませんので、関心を引くための営業手法だという場合がほとんどです。

 

入り口で提示される条件はほとんど嘘!?

一旦興味を持ってもらい、その価格で仲介を受けますが、その後だんだん価格を下げてもらい妥協できるラインまで売却価格を下げていくのが通常です。

入り口で提示される条件はほとんどの場合は嘘だと思っていいでしょう。

現実的にあり得る価格の場合もあるので、一概には言えませんがあまりにも高額な売却価格が書いてある時は要注意です。

なかにはかなりしつこい業者もいますし、最近聞いている実例では管理会社を装って電話をかけて来たり、最初は不動産業者、次は管理会社、賃貸管理会社とそれぞれの名を語って電話をしてくるケースもあるようです。

おそらくは全て同じ業者が連絡をしているものと思われます。

夜の10時近くに自宅まで押しかけて来た、という話も聞いています。

 

物件の売却の「うまい話」には注意が必要!

これは不動産業者の業界の中のお話ですが、投資不動産を販売する会社を作り独立するのは今の時代では難しくなっています。

金融機関との提携を取ることが難しく、ローン付けができないとお客様に提案することができないからです。

しかし、物件の売却の際の仲介会社であれば比較的独立も容易です。

金融機関との提携も必要がないので、独立志向の強い人が次々と物上げ業者(物件の売却を勧める営業会社)を作り独立している傾向があります。

物上げ業者はここ近年で新しい会社がいくつもできていますが、中には荒っぽい営業手法の会社もでてきているとの噂を耳にする機会が最近特に増えています。

耳ざわりのいいことを言って売却を勧めてきますが、強引な会社もあるのでいわゆる「うまい話」には十分に気を付けてくださいね。

 

現在の会社に入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。

現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

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