リモートワークが一般的となり、徐々に浸透する中でマンションにもその影響が出てきています。
なんと共用部に個室型のワークスペースが備え付けられたマンションが登場してきています。
共用部とはマンションの住人が共同で使用できる部分のことをいいます。
例えば廊下やエレベーターなどが代表的です。
しかしタワーマンションなどでは、スポーツジムやバーラウンジ、プールやゲストルームなどの設備が充実しているものも少なくありません。
大型の分譲マンションだと保育園が備わっている物もあります。
住人が快適に生活する上で、様々なアイデアが盛り込まれているマンションもあります。
そこに最近個室型のワークスペース(リモートワークを意識したもの)も登場し始めています。
リモートワークになって通勤時間が短縮できたり、会議や打ち合わせもリモートで対応できる機会が増えたのはいいことかもしれません。
しかし、現実的な問題としては家にはペットがいたり、子供がいたり、奥様と共働きで二人ともリモートワークとなったことで、仕事のスペースがうまく確保できずに困っているという話も多く聞きます。
その中で、仕事用に自宅の部屋を一部屋増やしたいとか、書斎の付いた家に住み替えたいなどの需要が出てきています。
しかし、都内では一部屋増やすだけでもコストが大幅に上がってしまうため、少し郊外に出て自宅を買いなおすというケースも増えているとのこと。
住み替えを前提としていても、仕事用の部屋となるとそれ以外には使いませんし、パソコン1台あれば仕事ができる場合はそこまで大きなスペースは必要ないということもあるでしょう。
今回登場したワークスペース付きのマンションはそんな問題を一手に解決してくれる可能性があります。
高機能で住まわれる方のニーズに応えてくれるマンションは今後も人気が出るのかもしれませんね。
付加価値という意味では非常に面白い変化です。
床暖房や食器洗浄機、浄水器などもついていると便利ですよね。
今後もどんどん進化してこういった高機能型のマンションが市場に普及すれば、そういう物件を私たちも扱える様になるので、こういった物件をご紹介できるようになるのは楽しみですね。
アイデア一つで大きな付加価値を付けて不動産の価値そのものを変える考え方もまた非常に面白いと思います。