┃進化する東京の交通
東京はすでに交通という面では、ほぼ全域に渡り、地下鉄や私鉄、JRが張り巡らされており、もはや徒歩10分歩くところを探す方が難しいほどです。
最近でいえば、都営副都心線や、その前の都営大江戸線は新しく通った代表的な地下鉄です。
JRも新宿湘南ライン、上野東京ライン等直接乗り入れる路線も増えてどんどん乗り換えなくアクセスできる場所が増えており、より利便性が向上してきています。
更に道路関係では、高速道路も首都高速や外環、圏央道などの延伸工事が進み、それぞれの路線へのアクセスが良くなったことで首都圏の交通渋滞の改善に大きく貢献しています。
昔と比べても使える路線が増えた事や、ETCの導入によりかなり渋滞も軽減されたと思います。
その中でも今回は注目度の高い鉄道の開発計画として、二点をご紹介してみます。
┃注目の開発計画①羽田空港アクセス線
一点は羽田空港に乗り入れる鉄道の計画です。
現在は都営浅草線に乗り入れている京急線と浜松町からのモノレールが主体となっている羽田空港から東京都心部への移動手段ですが、この環境が大きく変わっていく可能性が高くなっています。
新しくJRが三方向から羽田空港へ乗り入れる計画があります。
まずはりんかい部ルート、これはりんかい線が羽田空港へ乗り入れる計画です。
さらに東山手ルート、これは東京駅に乗り入れるルートとなります。
そして西山手ルート、これは大崎を経由して新宿に乗入れる計画となっています。
比較的乗り換えが多く、都心へのアクセスの問題が指摘されている羽田空港が、その利便性を大きく向上させる鉄道の延伸計画が複数存在します。
┃注目の開発計画②新空港線「蒲蒲線」
京浜急行も蒲蒲線の新設計画があり、東急多摩川線から羽田空港へのアクセスが可能になる可能性があります。
東京の空の玄関口である羽田空港から主要な各方面のビッグターミナルへ、ほとんど乗り換えなくアクセスできるようになる可能性がある為、この延伸計画については注目があつまっています。
当然延伸されれば新駅ができたり、路線の利用者の数が増えたりとその沿線の価値、または商業価値としての変化も可能性が出てきます。
現段階では未認可の計画もありますし、実行されるとしても、そこからさらに完成するまでは実際にはかなりの時間を要するでしょうが、単純にアクセスがよくなり時間が短縮されるだけでもその恩恵はかなり大きいものとなるでしょう。
皆さんも空港へ大きな荷物を持って何度も乗り換えながらたどり着くのは骨がおれますよね?旅行から疲れて帰ってくるときは尚更です。
┃交通の進化は不動産にも影響します!
不動産はこういった鉄道の延伸や開発、新駅ができることによってその周辺の相場に大きな変化が起きる事があります。
不動産の価格が上昇したり、賃料が上昇したりすることがあるという事です。
年々海外からの旅行者の数が増え続けていることからも、この羽田空港への鉄道延伸計画は大きな意味を持つでしょうから、なるべく早期に実現することが期待されています。
福岡県は福岡空港から博多駅まで、駅でいえば地下鉄で二駅です。
時間でいうと6分で空港に到着できてしまいます。
ものの数分で福岡の都心のど真ん中までアクセスできます。
空港に出るにしてもほとんどストレスを感じることがありません。
それに比べると羽田空港は都心からのアクセスが悪いと判断されるのも頷けます。
ここでご紹介した計画以外にも、今進んでいる山手線の新駅増設や、リニアモーターカーの開発などの大きな鉄道計画が他にもあります。
沿線の開発計画がどうなっているのか、そういった都市機能に大きな影響を与え、自身の購入する資産に良い影響を与える可能性がある情報はなるべく事前に知っておいた方が得をする可能性が高くなりますよね。
興味のある方はこちらの書籍で確認してみてはどうでしょうか。
鉄道のみならず、道路の開発計画や、町の開発計画も全てこの中で詳細に紹介されています。
ほぼ毎年、こういった未来地図という名前の書籍が出版されていますので、ぜひチェックしてみてください。