家賃の保証会社とは?オーナーの強い味方!?

2019/12/13

賃貸管理

賃貸の契約の際は、契約者以外に連帯保証人が必要になるのが通常です。

しかし、連帯保証人が立てられない人もいます。

ご両親、ご兄弟がいないなどの場合は、保証会社を利用することで、保証人の替わりになります。

 
┃保証会社の役割

の保証会社は連帯保証人の代わりに家賃を滞納したり、更新料を滞納した場合にはその支払いを保証します。

保証料として1ヶ月分の賃料、または半月分の賃料を保証会社に契約者が毎年支払う事で、保証会社をつけて賃貸物件の契約をすることが出来ます。

外国人の方は日本に身寄りのない方も多いので、この保証会社を使う事が多くあります。

 

最近の流れとしては、家賃の遅れや滞納、未払いを防ぐために、連帯保証人だけでなく、保証会社を必須でつける事が義務化されている賃貸物件や、賃貸の仲介会社があります。

実際のところでいえば、例え連帯保証人がついていても、高齢で年金暮らしのご両親の場合は実質的に支払い能力がないケースもあります。

また、連帯保証人となっていても、連絡が取れなかったり、連絡しても連帯保証人が地方にいる場合などは、きちんと賃料が回収できない可能性もある為、かえって連帯保証人よりも保証会社が付いている方が、賃料の回収が確実に行えるため安心できます。

 

賃料の遅れが発生したら、保証会社に所定の方法でその旨を連絡すれば賃料を立て替えて支払ってくれます。

遅れている賃料の督促や集金は保証会社が替わりに行ってくれるので、オーナーや管理会社が直接回収に当たらなくてもいいのです。

 

そういった意味では下手に個人の連帯保証人がつくよりも、会社として支払いを担保してくれる保証会社はオーナーにとっては強い味方です。

 

賃貸の契約者にしてみれば、連帯保証人だけですむのであれば、保証会社の費用が必要ない為、余計にお金がかかる保証会社を使うよりもいいわけですが、そもそも連帯保証人のあてがない方であれば、保証会社があるおかげでお部屋が借りられる訳ですから入居者にとってもメリットになるケースもあります。

 

保証会社は何社もあり、それぞれの会社によって特徴があります。

入居者の審査が比較的厳しい会社もあれば、対応が早い会社や、支払いまでのタイムラグがある会社など様々です。

利用する保証会社は賃貸管理の会社によっても違いますし、入居者の属性によって使い分けている会社もあります。

┃まとめ 

いずれにしても他人にお部屋を貸す以上は賃料の遅れを考えると、オーナーさんに取っては非常に心強い味方という事ですね。

 

最近は賃料の遅れがない様にと、保証会社の他にもカードを作ってもらって家賃がカードの引き落としでないと入居できないマンションもあります。

カードの審査が通っている時点である程度個人信用情報に傷がない事が確認できますし、カードによる自動支払いなので、支払い忘れによる遅れの可能性がなくなります。

しかし、カードを作る手間がかかる為取り入れている会社は少ないと思います。

 

賃料を取る投資不動産は、賃料が遅れたり、滞ってしまってはせっかく始めた運用の予定が狂わされてしまいます。

入居者の属性、賃貸の管理会社、連帯保証人、または保証会社などの賃貸の要になるポイントをよく理解して、効率よくなるべくリスクをうまくヘッジしながら、安定した賃料収入が得られるようにしましょう。

 

現在の会社に入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。

現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

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