分散投資

2020/04/03

投資のコツ

┃分散投資とは?
投資の世界では一極集中で一つの物だけに投資をするのではなく、投資先を分散させてリスクを低減させたり、利益を安定させる方が良いとする分散投資を勧める考え方があります。

 

 

ただ、分散投資といってもどの様にポートフォリオを組むのが良いのか、分散のさせ方も様々です。

 

 

 

株式投資をされている方でも、投資する企業の業種などの種類や、配当狙い、株主優待狙いと目的を変える事で分散させているという方もいるでしょうし、投資信託などで5大陸などに分散して投資をされている方もいるでしょう。

 

債券や金の積み立てなどを取り込むことも投資を安定させるには非常に有効です。

 

外貨預金等ももちろん良いでしょう。

 

 

 

例えば株式の状況が悪いとき、為替が良くなっていることもあるでしょう。

 

悪いニュースが飛び交う時は、金などの現物は信用力が増し、価値が維持されやすくなります。

 

 

 

カントリーリスクは投資する地方を変えることにより分散させる事ができます。

 

 

 

一つの要因からの突発的な影響で大きなリスクの発生により直撃を受けてしまう事の無いように、違った性質のものを組み合わせて、バランスよく投資する。

 

これが分散投資の考え方です。

 

 
┃不動産投資は分散投資に向いてないの?

 

不動産投資を検討される方の中で、不動産を購入するとポートフォリオのバランスが不動産に偏ってしまうと考えている方がいます。

 

今貯金が1,000万円手元にあって、その中で分散投資をしているのであれば、ローンを組んで不動産を購入すれば見かけの金額が大きい不動産を取り入れた事により、資産のほとんどが不動産に投資されているような投資配分の構図になるからです。

 

 

 

しかしこれは考え方として間違っています。

 

不動産は借り入れ金、資産価値、家賃収入という3つの要素で成り立っています。

 

この内借入金と資産価値は購入当初はほとんどの場合に釣り合っています。

 

といっても自己資金である現金はほとんど使っていません。

 

この時2,000万円の不動産を購入したのであれば、2,000万円の資産と2,000万円の負債があると考えるべきです。

 

しかし、2000万円の負債がある。2000万円の資産がある。

 

これを別々に考えてしまう方が多いのです。

 

 

 

自分の資金で運用できる幅は1000万円です。

 

これは全てプラスのカウントの資産のみ。

 

 

 

不動産の場合はプラスとマイナスがあります。

 

購入した不動産の価格と同じ額のローンを組んだのであれば、購入当初基本は資産としてのカウントは差引すればゼロです。

 

しかしそれでも家賃収入が入ってくるので不動産投資をするのです。

 

 

 

自身の自己資金の置き場所を考えるのが分散投資です。

 

ポートフォリオを考える際に不動産投資を同じお金として考えるのは考え方に無理があります。

 

 

 

自身のポートフォリオの中に常にお金を入れてくれる借り入れのみで回っている別枠の投資として考えるのが正しいのです。

 

特に他の投資には見られない効果である節税効果や、生命保険としての高い効果を得ることが出来る不動産投資は、単純な利回りだけの投資商品とは比較できない部分の効果があります。

 

 

 

ローンを組んだ場合についてくる生命保険は、購入当初は2000万円の資産と、2000万円の負債、差し引きすれば購入時は0円となりますが、生命保険が発動すると負債だけがなくなり資産の2000万円だけがご遺族に残ります。

 

これは他の投資にはあり得ない効果です。

 

 

 

この不動産特有の効果を抜きにして、見かけの金額だけでポートフォリオを考えるのは考え方として妥当ではありません。

 

 

 

バランスよく投資をすることは大事ですが、それぞれの投資の特性に沿った考え方が必要になります。

 

 

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現在の会社に入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。

現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

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