地銀の6割、10年後赤字 日銀試算「再編も選択肢」

2019/04/19

業界ニュース ,

日銀は17日発表した金融システムリポートで、約6割の地方銀行が10年後の2028年度に最終赤字になるとの試算を示した。人口減と低成長に伴う資金需要の先細りで貸し出しの伸びが鈍り、銀行間の競争が激しく

出展:地銀の6割、10年後赤字 日銀試算「再編も選択肢」 | 日本経済新聞 電子版
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記事の要点

  • 日銀は2028年度に約6割の地方銀行が10年後に最終赤字になると試算を示した
  • 人口減と低成長による資金需要の先細りで銀行間の競争が厳しくなり、利ざやが減少する
  • 企業倒産も増える見込みもあり、不良債権の処理費用も膨らむ可能性がある
  • 日銀は地銀の苦境はマイナス金利の影響も認めるも、構造的な要因が大きいとみている
  • 基礎的な収益力の向上に向け、「経営統合やアライアンスも有効な選択肢」と提示

インターネットユーザーの声

「先の見えない超低金利政策を続ける日銀がまとめた地銀リポート。 預貸業務を塞がれ、不動産ローンにすがる地銀の窮状について、物価と並んで金融システムの安定を目的に金融政策を運営する日銀が問題提起するというシニカルな構図を思い浮かべるのは自分だけだろうか…。」といった反応、感想が上がっている。

記事へのコメント

問題を報告いよいよ、少子高齢化のひずみが出てきましたね。2020年から2030年で568万人も生産年齢人口が減るのですから、企業の数も減って融資先はどんどん限られてきます。再編は避けられないように思うのですが、地方を支える環境はどうなるのか少し心配でもあります。By 匿名ユーザー

問題を報告地方銀行にとっては大変な時代になった。マイナス金利政策で厳しい状況の中、さらに少子高齢化・人口減少が進んでいく。これで景気悪化による不良債権が増大すれば、地方銀行にとっては重すぎる。地方銀行は経営統合などによって、再編するしか生き残る道はなさそう。でも簡単に経営統合なんてできないだろうし、地方銀行にとって苦難な道はまだまだ続きそう。将来的には、地方銀行の倒産もありえるのかもしれないね。By 匿名ユーザー

問題を報告少子高齢化や人口減少は金融機関にも影響を与えているんだね。資金需要の減少によって利ザヤが減少すれば、地方銀行としては厳しい。競争が激しくなれば、客の奪い合いでさらに収益は悪くなっていきそう。スルガ銀行みたいに、審査の改ざんなども多発しそうで怖いな。赤字回避のために、経営統合やアライアンスも選択肢とのことだが現実は難しいだろうな。手遅れになる前に、しっかりと再編できればいいんだけどね。By 匿名ユーザー

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監修者

室田雄飛

J.P.Returns株式会社
執行役員 コンサルティング3部 本部長

J.P.RETURNS執行役員。
J.P.RETURNSに入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。数百戸の投資用区分マンションを販売、自身でも6件の不動産を所有、運用している。現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

【書籍】
日本で最も利回りの低い不動産を持て!
マンション投資2.0

【ブログ】
室田雄飛のモグモグ不動産投資ブログ

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