タワマン億ションを即決購入する「パワーカップル」の落とし穴 「35年間の共働きが前提」は大丈夫か

2020/02/16

業界ニュース ,

「住宅ローンの返済額は世帯収入の25%が上限」。このセオリーを無視して 1億円以上のマイホームを購入する人たちがいる。不動産コンサルタントの長谷川高氏は「背景にあるのは低金利。過大なローンを組んだ後、教育費などの支出がかさみ、ローンの支払いに窮するケースが増えている」という――。

出展:タワマン億ションを即決購入する「パワーカップル」の落とし穴 「35年間の共働きが前提」は大丈夫か | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
続きを読む

記事の要点

  • 住宅ローンの返済額は世帯収入の25%が上限とされるものの、セオリーを無視して1億円以上のマイホームを購入する人もいる。1億円を超える高価格帯のマンションは「特殊住戸」と呼ばれ限られた人のみが買えるもの。だが、現在は億ションが次々に売れている
  • かつては経営者・資産家などの富裕層だけ。現在は会社員が多く平均を上回る高い収入を得ている共働き夫婦が、最大限のローンを組んで億ションを購入している。これらをパワーカップルと呼んでいる。
  • 以前は夫だけの収入を想定することが一般的でした。30年~35年の長期ローンを組み2人とも収入が途絶えることなくローンを返済し続けられるのか?また、住宅ローンの金利はこれ以上下がることはないものの、上がっていく可能性はある
  • 住宅ローンを変動金利で組んでいる人がいれば、破綻を防ぐ為に固定金利に切り替えることがおすすめ。銀行の融資の言葉だけでなく20%の住宅ローンであれば、返済率のリスクが低くなる。借りることのできる金額が、長期に渡って返せる金額ではない

インターネットユーザーの声

「基本は、当面の不動産市況には強気だけど、両論併記。 もしも、のリスクを想定しておく事は大事。」といった反応、感想が上がっている。

記事へのコメント

問題を報告億ションを購入する人の年収にもよるけど…。世帯年収の最大限で住宅ローンを組むのはリスクが大きすぎるような気がします。もし何かしらの事情で収入が途絶えてしまったとしても、貯蓄があって生活や返済には全く問題無い状態にしておく必要があるのでは?住宅ローンの返済額だけでなく、リスクにどの程度備えられるのかが鍵だと思います。By 匿名ユーザー

問題を報告私も分譲マンションを購入した世帯だけど、35年間返済があると考えるとときどき怖くなることもあります。億ションなんてとんでもない!今は世帯年収にすれば審査が通りやすくなっているけど、20%以上の返済率はやっぱりおすすめしません。家計も圧迫されるし生活も苦しくなります。素敵な家も欲しいけど、どの家にも適材適所があるはずですよ。By 匿名ユーザー

この記事へコメントする

監修者

室田雄飛

J.P.Returns株式会社
執行役員 コンサルティング3部 本部長

J.P.RETURNS執行役員。
J.P.RETURNSに入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。数百戸の投資用区分マンションを販売、自身でも6件の不動産を所有、運用している。現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

【書籍】
日本で最も利回りの低い不動産を持て!
マンション投資2.0

【ブログ】
室田雄飛のモグモグ不動産投資ブログ

PAGE TOP