皆さま明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
世界中を席巻し、混乱させたコロナ禍の影響を受けたまま年明けを迎える事になりましたが、今年こそ収束に向かうといいですね。
去年はNYダウ平均株価も3万ドルの大台を超え、コロナウイルスの影響を受けながらも各国の経済対策もあり平均株価は大きく数字を伸ばしています。
今後、雇用の改善やウイルスの蔓延についてもワクチンの効果などの明確な解決の兆しが見えればさらに経済は好転するのかも知れません。
┃先行き不透明な2021年?
どこの国でもコロナウイルスの影響を最小限に止めるために、雇用保険や助成金など様々な手を打っています。
国の負担で行っているこの経済対策は、当然後々精算することになります。
日本でも100兆円規模のコロナ対策が施されており、今後税金にも増税などの影響が出てくるのかも知れません。
特に影響の大きい飲食業や旅行業、ホテル業などのサービス業、また対面型のサービスを行う業態のものは大きな打撃を被っています。
今後状況が改善されれば息を吹き返すのでしょうが、年末から大きく感染が拡大している現在はまだ先が見えない状況です。
┃株・為替の動きに影響を与えるものは
投資をされる方は様々な情報から、先を予想して投資をされていることと思います。
会社、サービス、商材、世の中の需要や先々の伸びしろ。
しかし、最近の株や為替の動きに最も大きな影響を与えるのは投資家の心理です。
今の様に先が見えず、心理的に不安が大きいタイミングから安心できる状態が確認されると株価は大きく伸びます。
逆に大きな不安要素が生まれると株価は急激に値を落します。
コロナウイルスの存在が新たな恐怖を生み、瞬間的に株価が40%も下がった瞬間と同じです。
今年に関してはコロナウイルスの終息への傾向が確認できたり、経済が好転したり、雇用が大きく改善されたりした場合に、大きく株価が伸びる可能性もあるでしょう。
逆に先日のコロナウイルスの変異種の様な新たな脅威が現れたり、政治的な混乱や戦争、災害などの大きな不安要素が生まれれば株価は下がるでしょう。
そういった意味では今年はコロナウイルスのワクチンも普及し始めているので、効果が出てくれば収束に向かっていけば、投資環境としては安心材料ができる可能性は高いかも知れません。
私たちが扱っている投資不動産はこういった瞬間瞬間の経済の変化の影響はほとんど受けません。
しかし、瞬間的に大きな利益を産むこともまたありません。
コロナウイルスが終息し、経済が好転するのか、はたまた別の新たな脅威となる何かが起きて経済が悪い方へ転ぶのか、これは誰にも正確な予想はできません。
予想が明確な根拠に基づく投資と、根拠が曖昧で不確定要素の大きな投資ではリスクの度合いが全く違います。
もしも明確な根拠のないものに投資をする場合は、大きな資金で勝負に出るのはやめましょう。失っても大きな問題にならない金額の投資にとどめておくべきです。
今回のコロナ騒動でも株価が下がった瞬間に怖くなって損切りしてしまい、大きな損を抱えた方もいれば、安くなった瞬間に株を購入して大きな利益になった方もいます。
株は買う事よりも売る事の方がタイミングが難しく、基本的には状況が悪くなって負けるまでやっている人が多いと感じます。
利益が出ている状態の時は、売れば利益を確定できるのですがなかなか動けません。
もっと上がるのでは?と期待するからです。
実際は株価が下がり始めてから慌てて売りに出す方が多いのです。
これではなかなか利益にはなりにくくなってしまいます。
みんなが株で儲かっているから私も、と株を始める頃には株価は既に上がった後です。
逆に悪い事が起こってから慌てて売ると株価が下がったタイミングで売る事になります。
これは利益が取れる投資の原理からいえば動き方が真逆です。
こうならない様に売買のタイミングには注意して下さいね。
今年はオリンピック開催も控え、大きな変革の年になるのかも知れませんが、何よりも皆さんにとって安全で、良い年になるといいですね。
本年も投資を中心に有益な情報を提供できたらと思いますので本年も何卒よろしくお願いします。
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