コロナウイルスの感染拡大が急激に広がっています。
元々冬、乾燥してくると急速に感染が拡大するのでは?と予想されていた通り、年末から急激に感染者の報告数が多くなっています。
2021年1月7日時点で日本全国で6,000人を大幅に超え、過去最大の数となっています。
陽性者数推移 (令和3年1月7日0:00現在)5,946 人(累計 257,196 人) 厚生省HPより
┃コロナウイルス蔓延急加速による影響
感染拡大に至っている経緯としては、前回の緊急事態宣言の際の経済的なダメージが大きく、国税の大量投入による補助金などの対応から財源を大きく圧迫、結果二度目の緊急事態宣言が出しにくくなるという事態に陥っています。
緊急事態宣言により飲食店やサービス業、旅行業などの業種が多大なダメージを被ったため、コロナウイルスよる疾患や死亡などの直接的なダメージよりも、経済的に困窮するケースが多く見られ、今回は規制するためのラインを大幅に緩和する事になったのが原因とみられます。
年末に差し掛かり、旅行業や飲食業のみならずかき入れ時となったあらゆる業種も事実上緊急事態宣言などによる制限を受け入れがたい状況だったこともあるでしょう。
結果コロナウイルスの感染は年末から年始にかけて急速に拡大。
約2週間の潜伏期間があると考えると、年末の接触による感染拡大の報告は今後もまだまだ増える可能性が高いでしょう。
すでにワクチンの接種が始まっているイギリスやアメリカに比べて、日本のワクチン接種開始はおそらく2月末頃になると予想されています。
ワクチンが優先的に使われるのは医療従事者や施設の従業員、さらには抵抗力の低い高齢者や持病のある方などになるでしょう。
一般の方がワクチンを接種できるのはまだ当分先の話になりそうです。
緊急事態宣言は当面1ヶ月とされていますが、今回は前回の時よりも規制の範囲が狭く、コロナウイルスの感染に関しての恐怖心が大きかった前回と比べるとどれほどの効果があるのか疑問もあります。
もし、このまま感染拡大が止まらない様であれば、まず問題になるのは医療機関の機能不全が起こることです。
パンクした医療機関は患者を受け入れる事ができなくなります。
結果重症者の増加、死亡者の増加となり、最悪は他の病気や事故などの対応さえ、十分に対応する事が出来なくなります。
実際は無症状の方も多くいるため、見かけ上の数字の何倍もの感染者がいるであろう現在。
もはや同じ電車の中にも何人もの感染者がいてもなんら不思議はありません。
今はそういった意味では堪えどころと言えるでしょう。
今回の緊急事態宣言は前回よりも各々が重く受け止める必要があると思います。
実際にコロナウイルスの感染を経験して、回復したという方も現在は多いでしょうし、身の回りの方の事例を聞いて、お若い方は「死ぬことはない」とたかをくくっている方もいると思いますが、それはあくまでも「自分」の話です。
もしも自分が感染を広げてしまったら、その先には高齢の方や持病を持っている方もいるかもしれません。
最悪はその人の命を奪ってしまう事もあるかも知れないのです。
その方にも家族や周りの友人の方もいることをお忘れなく。
1人1人の意識がなによりも重要になる1ヶ月となりそうですね。
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