世の中には極端なお金や資産を持った資産家の方が沢山います。
ただし、全体の人数からすればごくわずかです。
しかし、このわずかな資産家の方々のお金で世の中は回っています。
世界で最も裕福な8人が保有する資産は、世界人口のうち経済的に恵まれない下から半分の人口、約36億人もの人々が保有する資産と同額を保有しています。
たった8人の人間がです。
この人たちがどこにお金を置くのかどこに投資するのかが、36億人の人間の総意に匹敵する影響力を持つことになります。
世界の人口は77億人です。
約半分の人の資産に等しいということになります。
┃資産家はどこに不動産を所有する??
不動産の世界ではどうでしょうか。
みなさんがお金持ちだったとしたらどこに不動産を所有しますか?
それぞれに好みや考え方はあるでしょうが、圧倒的に東京の立地の良い不動産をイメージされる方が多いのではないでしょうか。
港区に住んでいる方々は株の保有率も高いといいます。
日本経済が活発になり株価が上昇すると港区に住んでいる方は株を持っていれば一様にその恩恵を受けることになります。
この時保有資産が増えて余剰資金ができます。
このタイミングで「お金も増えたし、引っ越そうかな?」と考えた場合、港区の方は港区内でしか住み替えを検討しません。
これは私の今までの経験上も断言できます。
逆に東京都以外に住んでいる場合は都内や都心五区などに移ってくる人も多いでしょう。
経済状況が好転した場合に、人はどこに動くのか?
これを考えてもらうと、どこに人が動いていくかが想像できると思います。
東京都の人口は23年連続で転入超過となっています。
┃不動産市場は二極化している
みなさん最近軽井沢や那須の別荘地などに行ってみた事はありますか?
バブル当時は景気がよく、稼ぎの良かった多くの人が好んで別荘を買っていました。
今その別荘地はホテルが閉鎖され、ペンションや別荘が売りに出され、飲食店や用地そのものも売出中の貼り紙がそこかしこに貼られています。
バブル絶頂期には人で賑わっていた町がもはや人気もなくなり、閑散としています。
人が集まると何が起こるでしょうか?
当然人が多く集まると商売が成り立ちやすくなります。
道路に人が沢山通っていれば、そこにお店を出したくなりますよね?
さらにそこに不動産を所有していれば店舗の賃貸収益が取れます。
人の減ってきている田舎に店をだすか、それとも人口の集中している場所に店を出すのか?当然前者という方はいないでしょう。
こうなると日本全体の人口減少が確定している以上、リスクを考えれば都心に出店するしかありません。
人口減少の波を受け、徐々に売り上げが圧迫される店舗や会社は当然都心に拠点を移さざるを得ません。
大きな利益が見込まれる、人が集まるポイントには大きな開発も入ります。
再開発や建て替えにより街はさらに進化して行きます。
20年前の東京の姿しか知らない方は、今東京にくると衝撃を受けるでしょう。
それほど街は大きく進化し、変わってきています。
これが今後はさらに加速する可能性があります。
高度成長期にあった昭和の時代に多く建てられた建物の老朽化により建て替えラッシュになる事も予想されています。
しかし経済効果が期待できない地方では、例え老朽化していてもコストをかけて建て替えても対価の収益が見込めないので建て替えが進みません。
結果、東京都心の街は今後も急速にどんどん進化して変わっていき、地方に関しては老朽化した建物も思うようには建て替えられずにますます廃れていく様になります。
もう既に徐々に起き始めている事ではありますが、皆さんには明確なイメージがない事でしょう。
この姿をよくイメージして頂ければ今後どこに不動産を持つ事が正しいのか、皆さんにも容易にイメージがつくのではないでしょうか。
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