サラリーマンである事のメリットとは?
大半の人が特定の会社で勤めているいわゆるサラリーマンでしょう。
私も面接をしたりすると面接に来た方に聞かれることがあります。
「御社にはどんな福利厚生がありますか?」と言われたりします。
サラリーマンである事のメリットとはなんでしょうか。
基本は安定していて、福利厚生のしっかりしている会社に勤めれば安心感がある。
これが一番大きいのではないでしょうか。
会社によって福利厚生の厚みには大きく違いがあります。
結婚、出産、自宅の購入、病気など働いている内に様々なことが起きる可能性を考えると会社の福利厚生が手厚く、生活をサポートしてくれる仕組みがあるなら、それは明確なメリットです。
バブル絶頂期はこれが極端でした。
タクシーチケットが使い放題だったり、接待費や残業代も明確な限度がないような時代でしたし、保養所やゴルフコースも会社の優遇があったと聞きます。
大企業に勤めればその力は非常に大きく、給与、信用、福利厚生、退職金や企業年金などの制度が大きな魅力を持っていました。
それこそ頑張っていい大学を出て大企業に勤めることに本当に大きな意義があったと思います。
では、今はどうなのでしょうか。
当時は世界のトップを走っていた日本のメーカーは海外のメーカーに勝てなくなってしまっています。器用で繊細な職人気質である日本の技術は故障や不良品が少なく評判でした。
しかし工業ロボットの発達により正確無比な日本の職人仕事は売り物にならなくなってきています。
大企業ですら総人口の減っていく日本ではこの先成績を維持することも難しく、とても安泰とは言い難いでしょう。
バブル崩壊、リーマンショックなど大きな経済危機の際は名のある大企業でも大規模なリストラも実施されました。
バブル当時の退職金と今の退職金の支払い額には大きな違いがあります。
もちろんそれでも大企業にはそれなりに大きなメリットがあることもあるでしょう。
終身雇用という概念がくずれている現代は企業に勤める人の考え方も変わってきています。
60歳の定年退職まで働いても年金が支給されるのは65歳、そこから再雇用で働くことが普通になっています。
先日私がお話したお客様が「サラリーマンのメリットはお金が借りやすい事だからそれを活かした投資がしたい」と言っていました。これについては私も同意見です。
確かに個人事業主はほとんど投資ローンは借りられません。
社長さんや役員の方もローンを組む際は会社の決算書を3期分提出しなければならず、その内1期でも赤字だとほとんどの場合ローンは組めません。
これが会社員の場合は、会社が赤字でもローンが組めたりします。
現代は会社が社員の生活を守ってくれるとは限りません。
しかし社会的な信用力は会社員の方が高いのです。
本来個人事業主なら退職という概念がないので60歳を過ぎても元気である限りは働くことができます。サラリーマンにはそれがありません。
タクシーの運転手さんも基本的には退職年齢という考え方はありません。
元気であれば70歳でも働けます。おそらくは年金を貰うよりは収入は高くなるでしょう。
不動産の投資ローンは適用要件としてほとんどの金融機関が次の様に定めています。
年収500万円以上、上場企業かそれに準ずる規模の会社に勤務、もしくは医師、弁護士などの士業であること、団体信用生命保険に加入できること、原則勤続3年以上、30歳以上が基本的な要件です。
健康で安定的な収入があること。
これが融資を受ける際の最も重要視される点です。
誰でも融資が受けられる訳ではありません。
これはご自身のステータスが持っている権利です。
この権利がどんなメリットを生むのか?
もし今まで不動産投資を検討したことがないという方は、一度内容を確認してみてはいかがでしょうか。
病気をしたり、退職が目前まで来てから検討しても後の祭りですよ?