1人暮らし応援レシピ、ちょっとフレンチっぽいおしゃれメニューです。
鰆は読んで字のごとく、春の魚と書いてさわらと読みます。
旬は当然春です。
まだこの時期は魚屋さんにも多く出回っています。
鰆は歩留まりも高いので食べられる部分が多く使いやすい魚です。
魚は頭や骨など使えない部分が多いので、歩留まりの悪い魚だと卸す手間ばかりかかってあまり食べられる部分が残らない魚も多いのですが、鰆はその点使いやすく美味しい魚です。
切り身でスーパーに出ている事も多いのでご紹介してみます。
鰆以外のお魚で、鱈やサーモンなどを使って同じ料理を作っても美味しく食べられます。
ぜひ試してみてくださいね。
今回は春を意識して材料を選んでいます。
● アサリ 200g
● ニンニク 1片の半分
● オリーブオイル 適量
● 白ワイン 50㏄
● バジル5枚
● サフラン 一つまみ
● 生クリーム35% 約100㏄
● 鰆 切り身 2枚
● 春菊 1/2パック
【1】まずは砂抜きしたアサリを軽く洗います。
【2】鍋にオリーブオイルを垂らして、ニンニク1片の半分に切ったものを入れ香りを立たせます。
【3】少しニンニクの香りがして来たらアサリを投入します。
オリーブオイルが馴染む程度に混ぜてから白ワイン50㏄を入れます。
蓋をしてゆすりながら強火でアサリの貝の口が全部開くまでゆすっていきます。
口が開いたらアサリだけ取り出します。
このままクリームを足してもいいのですが、今回は風味をよくするためにサフランを入れています。
ひとつまみのサフランを入れて少し弱火で色が出るまで煮だします。
【4】少しスープを煮詰めてから生クリーム100㏄を入れバターを1欠片加えて味を整えます。
最後にバジル5枚を大きめにカットして加えて香りを移します。
※最後に入れないと香りが飛んで、色もどす黒くなるのでご注意を。
【5】春菊は火の通りにくい茎の方を先にお湯に浸してから葉の方も投入し軽く塩ゆでにします。
少しだけ火が通ったらすぐに水にさらして粗熱をとり水気をよく切ります。
フライパンにオリーブオイルをひいて春菊を炒めて塩をして少しだけ焼き色が付くまで火を通します。
【6】鰆は皮目の肉の厚い部分に切り込みを入れ火が通りやすくしておきます。
両面に塩、コショウをしてオリーブオイルをひいたフライパンで皮目からゆっくり焼いている音がする状態で火を通していきます。
手の指の背の部分で身の厚い部分に触れてみて、ほんのり上面の身の部分が温かく感じるくらいまで皮目からゆっくりと焼き、8割方は火を通してしまいます。
最後に1分ほど身の方を強火で焼いてフライパンから取り出します。
【7】お皿に魚を盛り付け、春菊を盛ります。
ソースにアサリを戻して軽く温めてからソースと一緒にアサリを盛り完成です!
ちょっと専門料理っぽいので難しそうに見えるかも知れませんが、実は簡単な技術しか使っていません。
手間もほとんどかからないので、一度覚えてしまえば他の料理にも多用できる調理法です。
レパートリーを増やしたい方はぜひチャレンジしてみてくださいね!