東京都心部はそこかしこに地下鉄や鉄道が張り巡らされ、徒歩10分圏内にどこかしらの駅がある事が多いでしょう。
もちろんバスやタクシーも利用できるので、一時期の様な車社会ではなくなってきています。
都内の駐車場は月額でも3万円~高い所だと月々10万円近い駐車場代がかかる場合もあります。
駐車場代や車両費や車検、ガソリンや維持費を考えると月額でもかなりの費用となる為、車を維持するメリットが薄くなっている事もあると思いますが、最近ではカーシェアリングやレンタカーで十分という方も多くなっています。
マイカーを保有する事にメリットを感じなくなっているという事です。
この事情によりマンションの駐車場の稼働率が落ちています。
マンションに駐車場があっても、車を持っている人が少なくなったことで駐車場が埋まらず、本来管理組合に入るはずの駐車場代が入らない事で管理収益にならなくなっています。
これを解決するために、駐車場を一部カーシェアリングの運用会社やタイムズなどの時間貸しの駐車場として外部に貸し出すマンションも増えてきています。
駐車場料金は収益が管理組合に帰属しますので、ずっと途切れなく駐車料が取れると修繕積立金が溜まりやすくなるなどのメリットがありますが、空いている状態が続くと逆に収益を圧迫する可能性があります。
この他、新しい交通手段としてレンタルバイク(自転車)や最近ではキックボードの様な形の乗り物もシェアリングできるサービスが始まっています。
自転車でさえも自分で買うのではなく、シェアして使う時代となってきています。
立地条件の良い場所にお住まいであれば、確かに東京都心部では自転車1つあれば大抵の用事は済んでしまうでしょう。
一通りの用事が済めばステーションに乗り捨てて電車で帰ることもできるレンタルバイクは目的によっては非常に便利です。
特にゆっくり色んな場所を見て回りたい旅行者にとってはこの上なく便利なサービスでしょう。
タクシーなどでは割高となる移動にかかる交通費が格段に割安で済むことを考えると活用方法を覚えれば便利ですよね。
今後も様々な都市型の交通系サービスが展開される可能性もあり、様々なニーズにあった移動手段がエンドユーザーに浸透していく事でさらに変化が起こってくるでしょう。
移動手段だけではなく、傘のレンタル、携帯充電器のレンタルなどもスマホのアプリを使って登録すればできるようになってきています。
中には自分好みのブレンドコーヒーを登録して事前に注文、駅に付くと同時に入れたてのコーヒーを受け取れる自動販売機なども登場しています。
都心に住まうことの「価値」は今後ももっともっと進化してしていくのかも知れません。
その価値への憧れは時間が経過するほどに魅力を増していくのかも知れませんね。