今週8月17日㈫に発売となった週刊SPAに掲載された記事で「貯金ゼロ円」の老後と題した年金問題の記事があります。
夫婦二人で15.5万円の年金で生活していく事の厳しさを詳細な家計簿を元に検証しています。
当ブログでも何度となく取り上げている年金問題ですが、本誌でも月々の生活の厳しさをリアルに感じられる様にわかりやすく説明しています。
具体的な事例としての年収800万円の夫婦がおちいった老後破産事例などを交えて、老後の生活に対しての危機感をリアルにイメージできる内容となっています。
さらに問題点を住居編、食事編、旅行編、医療介護編、葬式編と各分野において問題となる部分を具体的な金額を用いて検証しています。
見れば見るほど不安になる内容ではありますので、いい気持にはならないかも知れませんがこれが現実だとするならば、身体が動かなくなったり、働くことができなくなってからこの問題に直面するのは厳しいということがよくわかります。
本誌では貯金ゼロ生活に陥らない為に50代のうちからできることと題して対策をすることを勧めてはいるものの、その内容は家計簿をつけて無駄を省くとか、子供が自立してから退職までにいくら貯められるかがカギになる等の付け焼刃的な対策しか書かれていません。
最後にはシルバー人材センターを下見してどんな仕事なら需要があるのかを把握するようにとの対策とは言い難い内容のアドバイスが書いてある始末です。
常識的に考えて、老後の生活費の準備を子供の学費がかからなくなってからの数年間で準備するのは無理があります。
当面の生活や子供の学費が優先されるのは心情としてはわかりますが、それでは出来る事に限界があり、まともな対策にはなり得ません。
むしろ若いうちからでも出来る具体的な解決策をもっと掲載して欲しかったとは思いますが、まずは問題がいかに大きいのかを知る事も大事です。
本誌では少なくとも問題の大きさや、その細かい内訳を知るには非常にわかり易くていいと思いますので、もし興味のある方はぜひ読んでみてください。
私達の様な不動産投資のご紹介をしている会社はたくさんあります。
私達も既に平成14年の創業から19年が経過しています。
その間お客様は不動産を所有して家賃収入を上げ続けています。
これは机上の論理でも、絵に描いた餅でもありません。
実際にすでに退職されて不動産から家賃収入を得ている方の実例をいくらでもご紹介できるのです。
20年後の株価、ビットコインの価格は誰にも正確には予見できません。
しかし不動産は違います。
20年後に取れる家賃は持つ瞬間からわかっているのです。
本気で考える時間を作らない限りはいつの間にかその瞬間を迎えることになります。
まずは自分の問題として捉えて、考える為の時間を持つ事がなによりも大事なのではないでしょうか。