Microsoftが発表した調査では、73%の人がパンデミック収束後も引き続きリモートワークを希望しているという。
コロナウイルスの感染拡大後、日本でも急速に一般化されたリモートワークですが、新しい働き方として受け入れられています。
特にIT企業などの様にパソコン一台あれば成立する仕事ではリモートワークであってもさほどストレスがなく、むしろ通勤時間などの無駄な時間を削減できるとの意見も多いはずです。
ただし、若い世代の方は新人研修や実地研修などの機会を失い、若い世代の方は特に自宅で一人で仕事をしていることに孤独感を感じる傾向もある上、経済的にも自宅に十分なワークスペースを持てずストレスを感じるケースもあるようです。
部署が異動になったりした場合も、直接会う事がない新しいメンバーとの十分なコミュニケーション取れなかったり、キャリアがない人間にとっては一緒に食事を摂ったり、コーヒーを飲みながら言葉を交わす機会がなくなると、社会とのつながりを築くのが困難になったりヒントを得る機会が少なくなるとの意見もあります。
従業員の中には完全なリモートワークではなく、任意で出社もできるような柔軟な働き方を望む声もある様です。
現代では講義を受けるのもオンライン、打ち合わせも、セミナーも、ゲームも、買い物も、交流会や飲み会でさえもオンラインという事が一般的になっています。
大半の人との交流を画面越しに行うことが多くなっています。
移動の距離などを気にすることなくどこでも繋がれる手軽さやメリットはあるものの、
人と人が直接的にコミュニケーションを取らなくなることのデメリットも当然あるはずです。
必要な事、必要でない事でなんでも割り切ろうとする今の時代には、リモートワークは効率的でマッチしているのかもしれません。
ただ、逆に割り切れない部分が人間らしい部分でもあるのでは?と私の様に古い世代の人は感じている方も多いはず。
効率的であることと、人間らしくあることが共存するのは簡単ではないと思います。
今後さらに便利になっていくであろうこの世の中で、人と人のコミュニケーションの取り方もどんどん変わっていくのかも知れませんし、今回のパンデミック騒動によりそのきっかけを得たに過ぎないのかもしれません。
効率や利便性だけではなく相反して生まれるデメリットや問題にもきちんと目を向け、リモートワークという新しい働き方が間違った方向に向かってしまわないように考える必要があるのかも知れませんね。
この問題に関するニュースでも
「4月に従業員や会社のために役立ったことが、11月にも役に立つとは限らない」といっています。
常に問題を確認し、より良い方向へ改善するために考え続け、修正を繰り返す事が大事だということです。
特にリモートワークという新しい働き方は生まれたばかりで、今後もっとブラッシュアップして成熟したシステムにしていくにはまだまだ努力が必要な段階なのではないかと私は思います。