今日テレビで見たニュースなのですが、
中国の上海のカフェで話題になっているショップがあります。
そのカフェとは、お店の前面は前面壁になっていて、一つの穴だけがあいているだけ。
カウンターも、注文を受けるスタッフの姿もない一見するとなんのお店なのかも全くわからない不思議なお店です。
出典:https://www.afpbb.com/articles/-/3320833?pid=22902878
穴の下に案内があり、携帯から注文をするとなんとその穴からモフモフの熊の様な手がのびてきてコーヒーを渡してくれます。
出典:https://www.afpbb.com/articles/-/3320833?pid=22902878
顔も見えませんし、言葉も話しません。
ただモフモフの手がにょきっと出てくるだけです。
この非常にインパクトのある演出のおかげで一気に話題になり、人気が殺到。
ただのコーヒーなのに1時間以上も待ちがでるほどの人気に。
モフモフの手に触れたり、手を合わせたり、手を握ったりしてお客さんは楽しみながらコーヒーを受け取っているようです。
すごくキャッチーな演出に加えて、今の時代インスタグラムなどのSNSに投稿するにはもってこいの映える演出であることも手伝ってかものすごい人気です。
出典:https://www.afpbb.com/articles/-/3320833?pid=22902878
しかし、私がこのニュースをこのブログで取り上げようと思ったのにはもう一つ大きな理由があります。
実はこのカフェの中で働いている従業員は皆障害があり、耳が聞こえない方が働いているそうです。
携帯から注文するので言葉を交わさない上、直接の接客もないので耳が聞こえなくても問題になりません。
障害があることでうまく就職できない人にとってはこの上ない条件です。
どこにでもある「カフェ」というありきたりのサービスを、アイデア一つで注目を集める人気商品に変え、社会貢献にも大きく寄与する。
こんなウルトラCはありません。
この発想には頭のいい人とはこういう事が考えられる人なんだろうなと感心しました。
どこにも毒がなく、だれにも害のないすばらしいサービスです。
欠点が見当たらないですね。
日本でも流行ってくれたらと思います。
こんな人間の優しさの詰まったサービスなら大歓迎ですよね。
自分もこんな風に物を見て、考えられたと思ったニュースのご紹介でした。
参考記事:https://www.afpbb.com/articles/-/3320833