最近になって私のお客様でも運用開始から15年以上経過している方は、その間に家賃収入が減らしてくれたローンの残高がかなり少なくなっており、物件を売却すると1000万円以上もの利益が出るというケースも少なくありません。
小さいワンルームマンションではここまでの利益が出ることは少ないですが、ファミリータイプの物件を所有されている方は高い確率で大きな利益となっています。
例えば皆さんが15年前から不動産を所有していたとして、今売却すると1000万円以上もの利益が出ますと言われたら嬉しいですよね。
もし1000万円が入ってきたら皆さんなら何にそのお金をつかいますか?
今回はそのお金の使い道について実際の事例をあげてみます。
私のお客様で多いのは他の物件の残債を片付けてしまうケースです。
複数件の不動産を運用されている方も多いため、1件売却しても他の不動産が残っています。
当然まだローンも残っていますが、15年ほど経過していると残債は3分の1程度となっています。
売却で得た利益を繰り上げ返済に充てることで完済できたり、完済までいかなくとも大きく残債を減らすことができます。
売却時の利益を頭金にして物件を買いなおす方も多くいらっしゃいます。
節税効果が薄くなっていた既存の所有物件を売却して、買いなおすことで、節税効果が復活することとなり税効果が期待できますし、築年数の浅い物件に買い替えることで資産の新陳代謝が図れます。
売却時の利益で自宅の残債を完済する方もいます。
住宅を購入する年齢は様々ですが、30代から40代に住宅ローンを組まれている方は多いでしょう。
30歳からローンを組んでも通常住宅ローンは35年なので35年後だと65歳時に完済となります。
40歳なら75歳時に完済となり退職時にまだまだ残債が残る計算となりますので、不動産が売れた利益で早期に完済できるとなると負担を軽減する効果は絶大なものとなります。
不動産を売却した利益を頭金として自宅を購入される方もいます。
この場合は新たにローンを組むことにはなりますが、事情があって自宅の購入を躊躇されていた方が、売却時に利益が出て大きな資金の都合がついたことで購入に踏み切るケースもよくあります。
いずれにしても、自宅であれ投資であれ、次の資産につながる様に資金を活用されている方が多いですね。
ただ単に買い物をして終わってしまうとケースはほとんどありません。
もともと資産形成という事について考えている方が多いので、浪費して終わるということはほとんどなく、せっかく出た利益なので有効に活用したいと考える方が多いです。
不動産は時間が経過すれば建物ですから古くなります。
古くなると面倒なことや、お金のかかることが増えるのでは?と考える方もいるかも知れませんが、実際はマンションの場合はそう大きなお金はかかりません。
価格も安定的で、都心部の好立地のマンションは資産価値も大きく既存することはまずありません。
売却時に利益がでるのは当たり前です。
場所を選んで、価格の落ちにくいエリアのマンションを買って運用しているのですから。
15年という時間は決して短くはないですが、まさに将来の自分のために決断し、投資してきたことの集大成が売却による利益なのです。
こういった物件を3件所有している人もたくさんいます。
もし、あなたが持っていたら15年後あなたは一体どうなっているか。
一度検証してみる価値はあると思いますよ?