大きな投資は大きな利益を生む

大きな投資は利益もリスクも大きい

大きな投資だと利益は大きくなります。

利回りの商品ならなおさらです。
1万円の10%は1,000円です。
1,000万円の10%は100万円となります。

同じ10%ですが、当然利益は大きくなります。

しかし、投資である以上はその分リスクも大きくなっていると考えるでしょう。

不動産投資はそこが違います。

 

不動産投資は大きい投資の方がリスクが小さい

実は大きい投資のほうが負けにくいのです。
どういう事かというとこれはローンを組む場合の話ですが、以下のようになります。

ローンを組む場合で比較してみよう

ケース①1,000万円の物件

ローン金額 1,000万円  金利2% 期間35年
年間の元金返済 初年度 24万円

ケース②5,000万円の物件

ローン金額 5,000万円  金利2% 期間35年
年間の元金返済 初年度 117万円

ケース①・②のそれぞれの10年間の返済総額は?

1,000万円の物件の場合は219万円
5,000万円の物件の場合は1,093万円
となります。(金利が変わらない前提です)

10年後、1,000万円の物件は価格が789万円より下まで価格が下がると損をします。
一方で5,000万円の物件は価格が3,907万円より下がらないと損をしません。

残債の減る金額が大きいので、その分築年数が経過しても市場の相場が追いつきにくくなります。

 

価格の下げ幅は新築と中古で大きな違い

買った物件が新築であれば買った瞬間に1割~価値が棄損しているので、残債に価格が追いついてしまう可能性も高くなります。

一方で、中古で20年ほど築年数が経過している場合は、価格の下落率が大幅に軽減されるため、残債が減った分が貯金になりやすくなります。

不動産投資はあまりにも価格が小さいと収益になりづらくなる傾向があります。

損をしたくないのであれば、なおのこと大きな物件を選ぶべきです。

 

勘違いされがちな「大きな物件」

大きいというのは間取りのことではありません。

間取りが大きくなると3LDKの場合は、エアコンの台数も多く、給湯器も高い、床暖房が付いているなど設備コストが嵩むためこれも負担が大きくなります。

1LDKの広め~2LDKの小さめの物がもっとも運用しやすく、売却時には利益になりやすい傾向があります。

価格が小さいことが、イコールリスクが小さい、負けにくい、とは不動産投資の場合はなりにくいので、その点に注意しながら物件を選びましょう。

 

現在の会社に入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。

現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

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