ある家電量販店が一時期行っていた販売手法で、『100人に1人レシートで当たればその方の会計はタダになる。』というものがありました。
すごくお得感のあるキャッチフレーズです。
もしかしたらタダになるかも?と思うと思わずたくさん買いたくもなりますよね?
でもよーく考えてみてください。
これって実はただ単に1%OFFなだけなんです。
100人に1人ですから100%OFFって理屈です。
この理屈で考えると、販売が促進される上に他の店舗で買うくらいならタダになる可能性の方を選びたくなるでしょう。
また宝くじなんかと比べれば100分の1と当たる確率も非常に高く見えるため、消費者からすればかなり大きなメリットがある様に見えます。
これだけの集客をたった1%OFFと同じ効果で生み出した戦略は素晴らしいですよね。
ただし、今は無くなってしまいました。
おそらくですが、家電とはいえ例えば大型のテレビなどで大きな金額の物をタダでもらってしまうと、贈与扱いになり贈与税がかかる計算となるため廃止になったものと思われます。
この販売戦略を考えた方もそこまでは考えなかったのでしょう。
後々問題が浮上して廃止になったものと思われます。
しかし販売戦略としては非常におもしろかったのではないかなと私は思います。