現金が手元にあれば誰でも不動産を購入できます。
しかし、ローンを組むとなれば話は別です。
誰でもお金が借りられるわけではありません。
不動産を購入する際は当然物件を担保には取りますが、それだけではローンは組ませてもらえません。
ご本人に返済能力があるかどうかも審査の対象となります。
となると高齢者の場合は年金収入のみという方もいらっしゃいますので、その収入で審査をする場合はほとんど融資の対象となり得ません。
原則は投資の物件の購入に際しても、大手などの企業にお勤めで年収500万円以上の収入があることが条件となっています。
では高齢者はローンを組めないのか?
実はそんなことはありません。
いくつかの方法があります。
銀行に大きな資産が預けてある場合、もちろんその銀行などは資産背景が見えていますので、十分に余力があると判断されればご融資が受けられます。
無借金の不動産を所有している場合などは、その物件を追加担保として差し入れることで十分な担保を取って融資するなら金融機関にとって回収できなくなるリスクがなくなるので、人物のリスクはあまり関係がなくなります。
これはご子息に返済能力があるかどうかも審査対象となるので、ご本人だけではなくご子息の状況や収入、お勤め先などの背景が必要になるので簡単ではありませんがご融資は場合によっては可能です。
いずれにしても、この三つの条件のどれかに当てはまれば融資は受けられる場合があります。
しかし、逆のことをいうと普通にサラリーマンを続けて退職したとするとお持ちの資産がご自宅と退職金というケースも多いと思いますが、そのくらいの内容だとまずローンは組めません。
会社をお持ちで事業収入ある、自宅以外にも資産となる不動産を持っている、金融資産が多いなどのアドバンテージをお持ちでないとなかなか融資は受けられません。
とはいえ、本日も1億を超える融資が降りている実例もあります。
金利は1%ほど。
安いですよね。
もちろん投資ローンです。
資産背景のある方なら、高齢者になってもこんなに安い金利で投資のためのローンを組むことができるのです。
私も退職後こんなローンが組める信用力をもっていられたらと思う次第です。