みなさんの中にも、血糖値が気になるという方も多いはず。
私も実は父が糖尿病でしたし、私自身も少し気にしています。
食事の中にはお米などの炭水化物や果物などにブドウ糖が多く含まれています。
このブドウ糖を一気に摂取すると血液中に吸収されたブドウ糖を身体が処理しきれず、食後に血糖値が急激に上昇してしまいます。
これを「血糖値スパイク」といいます。
血糖値スパイクを起こすと眠気や頭痛などを引き起こすとされています。
私もこれには覚えがあり、急激な眠気などを経験することがたまにあります。
もう一つの原因としてインスリンがうまく機能していない可能性があります。
糖質の多い食事を続けていると膵臓が疲れてしまって処理能力が低下し、インスリンの分泌量も減っていきます。
糖質の多い食事を摂っていると、インスリンが多く分泌されますが、インスリンには糖質を脂肪に変化させる働きがあるので、肥満を起こしやすくなります。
血糖値が気になる方は3つの点に注意しましょう。
・糖の吸収を抑える
・インスリンの働きを助ける
・脂肪を減らす
糖の吸収を抑える食事とは、「野菜→汁物→主菜→ごはん」といった食べる順序によって大きく血糖値をコントロールできるとされています。
急激な血糖値の上昇(血糖値スパイク)を抑える効果があります。
食べた後、散歩などの軽い運動をするだけでも血糖値は下がりやすくなります。
逆に、動かないと血糖値の高い状態が長く続いてしまいます。
ランチの後歩いて帰るとか、家事をして体を動かすなどの簡単なものでも構わないので身体を動かすことを意識しましょう。
喫煙、飲酒はインスリンの分泌や作用の低下を引き起こす原因となります。
運動能力や代謝力も低下するといわれていますので注意しましょう。
アルコールには糖分が多いものもあるので、飲むならハイボールやワインの方が糖質も少なく体には比較的良いとされています。
血糖値を抑えるのに良いとされている食べ物を少しご紹介します。
ヨーグルト、大豆、ハイカカオチョコレート、コーヒー、緑茶、お酢、玉ねぎ、舞茸、アボカド、納豆、青魚などが良いとされています。
急激な血糖値の上昇である血糖値スパイクを繰り返すと身体に様々な負担がかかり、良いことはありません。
しかし、極端に糖質を嫌う必要もありません。
脳の主要なエネルギーでもあるので、必要な量を適切に摂る必要があります。
糖分を摂らな過ぎると、身体が飢餓状態となり、より脂を溜め込むようになって太りやすくなります。
また、エネルギーが不足すると筋肉を溶かしてエネルギーに変えるので、筋肉が落ちて基礎代謝が下がるのでさらに太りやすくなってしまいます。
糖尿病は今や危険度の高い病気とはされていませんが、簡単に治る病気でもありません。まずは発症しないことが重要です。
大抵の場合は食事や運動に気をつかっていれば、重度の糖尿病には簡単にはならないでしょう。
バランスよく食べて、適度な運動。なによりもこれが健康維持には大事ということですね。
食事のあと眠気や頭痛に襲われるという方は要注意です。