不動産投資は運用の商品の中で、最も大きな金額が低利で借りられるメリットがあります。
今も不動産投資セミナーを開くと毎回20人近い方がいらっしゃいます。
しかし、もし不動産に対しての融資の仕組みが無ければどうでしょうか?
おそらくはセミナーに来られる方は2人とか3人に減ってしまうのではないでしょうか。
ということは、基本的にはほとんどの方が不動産は融資が受けられなければ購入できないという事です。
これはご自宅の場合も同様です。
ローンが組めず、現金でしか不動産が購入できないとすれば、いったいどれだけの方が自宅として不動産を購入できるのでしょうか。
これは投資であれ、自宅であれ同じことだと思います。
┃低金利時代、不動産融資は絶好のチャンス!
では融資を前提として考えた場合、今の時期というのはその不動産を購入する時期として適正なのか?そうでないのか?皆さんはどう思いますか?
これは間違いなくローンを組まれる方なら、今現在は絶好の機会です。
なぜでしょうか?
今は日本の歴史上のタイミングで見ても史上最低金利です。
マイナス金利が採択されて以降、長期金利を中心に金利は下がり続け、今や住宅ローンは0.5%前後の変動金利まで登場しています。
投資のローンについても、各金融機関がダンピング合戦を繰り広げ融資の条件として、期間が延びたり、保険の内容が充実したり、金利が安くなるなどの融資条件を競い合って緩和しています。
世界的に見てもこんなに借り入れ金利が安い、また条件が良いのは日本だけです。
投資の世界ではよくあることですが、
「あの時買っていれば」とか「あの時やっていれば」という
いわゆる「たられば」の話をされるのを耳にする事が度々あります。
私のお客様でも、購入当時に本来はもっと沢山融資を受けられたのですが、購入当時は散々悩んだ末に一件のみを購入し、今現在はその所有物件を売却すると600万円も残債より高く売れる事がわかると、「あの時もっと沢山買っておけば良かった」と仰っている方もいます。
おそらくは、数年経った後に、金利が高くなってからこの超低金利時代に不動産を購入しなかったことを後悔される方は多いだろうと私は考えています。
それほどにこの低金利の恩恵は大きいのです。
投資のコツとして、私は明確な投資理由がある時はなるべく、少額でもいいので必ず投資するようにしています。
大抵の場合は誰が見ても明確な投資理由がある時は、動かない方が損をします。
今で言えば、それは間違いなく借り入れ利率の低さです。
支払っていく金利のインパクトは、不動産のように大きな金額の投資になると非常に大きくなります。
その借り入れ金利が誰が見てもわかるほどに、間違いなく史上最低金利になっている。
これがどれほどのインパクトを持つものなのか、明確にはイメージできていない方がほとんどです。
┃実際にどれくらい金利の支払いが違うの?
2,500万円のワンルームマンションを購入するのであれば、35年ローンを組む場合以下のように金利の支払いが変わります。
10年前
2500万円の融資 35年ローン 金利3.275% の場合
総支払金利 17,037,542円(金利変動は加味していません)
現在
同じ金額の融資で期間も同じ 金利1.65% の場合
総支払金利 7,926,205円
実に同じものを購入するのに支払総額は911万円も違うのです。
家賃収入が年間120万円とするのであれば、7.5年分の家賃収益に匹敵します。
10年前と比べ不動産を911万円安く購入するのと同じ効果があるという事です。
不動産を100万円200万円安く買えるのを待つよりもはるかに効果は高いという事になるのです。
中にはオリンピックが終われば少し不動産が安くなるのでは?と考えている方がいらっしゃいますが、もし下がったとしても、そんなわずかな価格の変化よりも、今現在の低金利のアドバンテージの方が圧倒的にインパクトが強いという可能性が高いのです。
なるべく早く始めて、長期に渡って低金利の恩恵を受ける方が大きなメリットがあります。
┃低金利はいつまで続くの?
さらに言うのであれば、今後今よりも金利がどんどん下がり、マイナス金利が拡充され、住宅ローンの金利が下がっていずれは借り入れ金利がゼロになると皆さんは思いますか?
これは殆どの方がNOというでしょう。
もし皆さんの予測がそうであれば、一般的に見ても今後はむしろ金利が上がる可能性の方が高いということになります。
これは、今後は好景気になる可能性の方が高いと言っているのと同義です。
その場合、不動産は景気に応じて価格が上昇する可能性が高くなります。
もしも、今後不動産の価格が高くなり、金利も高くなる前提で考えるのであれば、融資を使って不動産を購入される場合、今この低金利のタイミングで不動産を購入しない理由がありません。
私は比較的今よりもはるかに借り入れ金利が高かった時代も、リーマンショックによる不景気も、東日本大震災などの不動産や経済に悪影響を与える様々な状況を経験した、不動産業界のプロとしていいますが、この低金利の状態は今までの経験から見ても非常に特殊な環境です。
このタイミングで、場所や物をきちんと選んで、ご自宅を購入する、または不動産に投資をすることは悪い結果を生む可能性は非常に低いと私は考えていますし、同様にそう考えている方のセミナーへのご参加が増え続けていること、また投資不動産の購入者の方の増加が、この低金利の時代をチャンスとして捉えている方が多くなっているなによりの証明だと思います。