┃退職までただ年金という不労所得を待つだけでいいの??
不労所得といわれると、これは言葉のイメージですが、働かずして得る収入ということになるので、なんだか悪い事をしているかの様な表現になります。
しかし、人間はいつまでも元気に働くことができる訳ではありません。
そういう意味では年金も立派な不労所得です。
人間最後は働けない以上不労所得がなければ生きてはいけないという事になるでしょう。
だからこそ元気で働けるうちに、年金を払い、貯金をし、退職金を積み立てて、いずれ働けなくなる将来の自分に対して備えを作る必要があります。
では、もしも不労所得がもっと早い段階で得られているとどうなるでしょうか。
┃生活しながらの貯金って難しい…!!
日本の世帯の平均の支出は31万円が月々の平均といいます。
一方、世帯の平均の手取り収入は28万円です。
既にこのデータが矛盾していますが、これを参考にすると月々はほとんど赤字です。
貯金は物理的に考えても全くできない事になります。
もしも、月々31万円が不労所得として入ってきたら、皆さんの生活はどうなるでしょうか。
少なくとも平均の支出は全て不労所得で賄えます。
それ以上に働く分は、全て自分の生活を充実させる為のお金になるでしょう。
旅行に行く、欲しいものを買う、美味しいものを食べる。
そういった、より自分の人生を充実させるためのお金だけを稼げばいいことになります。
働いた分のお金は全て余剰金。そうなれば働くのも楽しそうです。
働く、労働とは時間の切り売りです。
当然、働くのをやめる、労働しなくなればお金は入ってこなくなります。
身を粉にして時間を売れば売るほどお金も増えるかも知れませんが、時間も失います。
┃お金が入ってくる仕組みを作るには??
しかし、会社や事業を持っている人、投資をしている人は違います。
お金が入ってくる仕組み自体を所有しているので、例え自分が動かなくても収入があります。
さらに会社や事業を大きくしたり、投資を広げていけば入ってくるお金を増やすことができます。
彼らは収入に比例して同時に時間を失うわけではありません。
日本の平均の支出を考えても、31万円の収入が投資や事業で確保できれば、例え仕事を辞めたとしても生活ができない心配はないということになります。
まして、年金生活ということであれば年金の支給平均額が20万円ということを考えれば、最低限の生活をするならば、月々の収入として残り11万円だけを準備しておけばいいということになるのです。
その場合、都心のワンルームマンションで1件から11万円の家賃が取れている物件を無借金で持っていれば、年金生活は大きな心配はないということになります。
あとはこの無借金のワンルームマンションをどうやって退職までに作るかです。
例えば35歳で融資が受けられ、ほとんど頭金を入れずに家賃から35年のローンを返しながら運用をスタートしたとします。
65歳になった時にわずかに残った5年分の残債だけを片付ければ、ローンの無くなったマンションだけが残ります。
完済するとそこから入ってくる家賃が不労所得に変わり、年金と家賃収入を手にする事になります。
もしも、不動産を買わなかった場合はどうなるでしょうか。
毎月足りない分、貯金を取り崩す以外には方法がありません。
もしくは足りない分、老体に鞭打って働くことになるでしょう。
┃老後の対策始めませんか?
年金は自分で支払いの時期を決められません。
60歳の支給から65歳の支給に変わったのも国が決めたことです。
これはこの先、70歳の支給になるという事は絶対に起きないのでしょうか。
例え年金を自分で積み増しても65歳からしかもらえません。
しかし、不動産は繰り上げ返済をすれば55歳から家賃を得ることも可能です。
お給料も自分では決められません。
決められるのはその中でのお金の使い方だけです。
働いてきちんと安定した収入がある今の内だけ、融資を受ける事も、その余剰金を投資することも自分で決めることができます。
将来の自分は、今の自分の決定によって大きく変わってしまう可能性があるのです。
退職したあと、老人となった自分は働くことも、投資をすることも、融資を受けることも、決める事がいずれできなくなります。
目の前の年金生活を迎えてから、お金が足りなくなるリスク。
もしくは働いて給料がある内に積極的に資産形成をするリスク。
はたして皆さんにとって本当に大きなリスクはなんでしょうか?