一人暮らし、単身世帯が全体の世帯数の48%を占める東京。
忙しいサラリーマンや、学校に通う学生たちが多く暮らしています。
一人暮らしだとどうしても食事が偏りがちで、外食が多くなってしまいます。
食費や栄養のバランスを考えても、本来であれば自炊できればその方が良いのでしょうが、
なかなかそうはいきません。
そこで料理が苦手な人、時間の無い方、そんな方でも比較的簡単に作れるレシピを定期的にご紹介できればと思います。
もともと料理の世界で勤めていた経験のある(調理師免許もあります)私が、オリジナルレシピを公開していきます。
今回は秋なので、比較的安く調達できるさんまを使ってみました。
さんまは安いときは1尾100円もしません。
一人暮らしだとどうしても食事として不足しがちな魚。
簡単に安く、おいしい魚料理が自宅でできればいいですよね?
しかもさんまは卸す必要がないので調理も簡単です。
もちろん塩焼きにしてだいこんおろしと一緒に醤油で食べてもいいと思いますが、今回はあえて洋風に、しかもご飯に合うようにしてみました。
┃さんまを焼くのは超簡単!
焼き方は非常に簡単です。
軽く洗ってから水気を切って、全体に両面に塩を軽く振って焼くだけ!
魚用のグリルがあればグリルで8分~10分程で焼きあがります。
魚用のグリルが無い方はフライパンにクッキングシートを敷いてその上で弱火~中火で両面きれいに色づくまでしっかり焼いてください。
フライパンが小さい方は半分に切って焼いても大丈夫ですよ。
焼き上げた物に大根おろし、レモンなどがあれば即ご飯と一緒に食べられます。
さらにお味噌汁があれば完璧ですね。
しかし今回はそれをあえて洋風に仕上げ、なおかつご飯が進むことがテーマです。
そこで焼き上げたさんまに合わせるソースを作ります。
┃ソースはちょっとおしゃれに
ソースの材料はこちら
・松の実 50g
・パン粉 10g
・にんにく 0.5片
・パセリ 適量 (乾燥パセリでも可)
・トマト 1/3
・醤油 小さじ1
・白ワインビネガー 小さじ1
・オリーブオイル 適量(サラダオイルでも可)
①松の実、パン粉をそれぞれフライパンで乾煎りして、少し色づいたらまな板の上でみじん切りにして置いておきます。
②フライパンにオリーブオイル、無ければサラダ油をしきます。
みじん切りにしたにんにく一片を入れ、弱火で軽く色づくまで待ちます。
③みじん切りにしたパン粉、松の実をいれ、塩コショウしてさらに色づくまで軽く炒めます。
きつね色に色が付いてカリッとしたら、パセリのみじん切りと、種を抜き、さいの目に切ったトマトを加えます。
④最後に醤油と白ワインビネガーをふりかけてかるく混ぜたら出来上がりです。
白ワインビネガーは米酢やバルサミコ酢でも代用可能です。
このソースは作り方を覚えてしまえば、牛ステーキや、豚のロースやヒレのステーキでもよく合います。
あとはお好みで野菜などの付け合わせがあれば、完璧です。
今回はちょっとおしゃれに、パプリカとトマトを炒めて作ったピペラードを付け合わせにしました。
材料はどれも町のスーパーで簡単に手に入ります。
松の実が入ると香ばしくなって風味が格段によくなります。
スーパーの中華コーナーに大抵は小さいパックがあるので、探してみてください。