今回はポトフです。
フランス語では厳密にいうとポット(鍋)オウフー(オーブンに入れる事)
鍋に一緒に材料を入れて、オーブンに入れて放っておけば簡単にできる煮物のことをポトフといいます。
お肉とお野菜がいっぺんに取れて、一度作れば日持ちもするポトフは一石二鳥。
一人暮らしの方にはとてもいいと思います。
作り方もカレーとさほど変わりません。
基本は煮るだけなので、手間もかからず非常に簡単です。
┃ポトフの材料
2人前
ジャガイモ 一個
キャベツ 1/8個
玉ねぎ 1/2個
人参 1/2個
ベーコン(ブロック) 適量
鶏もも肉 1枚
チキンコンソメ 適量
白ワイン 50㏄
ブーケガルニ
ビネガー用
白ワインビネガー 大さじ2
オリーブオイル 大さじ2
パセリ 適量(みじん切り)乾燥でも可
玉ねぎ 少量「みじん切り)
┃調理方法
①じゃがいも、人参、玉ねぎは皮を剥くだけで丸ごと茹でていきます。
キャベツは適当なかたまりになるように芯を残して櫛形に切っておきます。
②ベーコンも塊になっているブロックの物をそのまま茹でます。
鶏もも肉は大きめの一口サイズに切って準備してください。
切るものもほとんどないので、ここまで所要時間は約10分程です。
③今回は見た目と、味のアクセントにビネガーを用意します。
玉ねぎとパセリはみじん切りにして白ワインビネガーとオリーブオイルに合わせて、塩をしておきます。
玉ねぎは水にさらして水気を切って準備すれば丁寧ですが、そのままでも大丈夫です。
このビネガーがなくても美味しく食べられますよ。
④皮を剥いた人参、玉ねぎ、ジャガイモと一緒に、ベーコン、キャベツ、鶏もも肉と一緒に材料が浸るくらいまで水を入れ、白ワインを入れて軽く塩をして水から火にかけます。
湧いてきたら軽くあくを取って、ブロッコリー、キャベツはここで加えます。
弱火に火を落としてコトコト煮ていきます。
⑤ここでブーケガルニとチキンコンソメを加えます。
チキンコンソメだけでも十分美味しく食べられますが、白ワインやブーケガルニが入るとより一層レストランで食べているかのような本格的な風味がでます。
ブーケガルニとは本来セロリやタイム、ローリエ、パセリの茎等を紐で縛ってスープやだしを作る時に香りづけに加えるものです。
最近はスーパーに簡単にお家でも使えるパックになったものが売っています。
シチューなどに入れるだけで格段に風味が良くなります。
余談ですが、人間の「味覚」といわれるものは実は90%が「匂い」嗅覚から味を判断しています。
風邪の時に鼻がつまって味がしない事ってありますよね?
おいしい料理の「コツ」は香りにあると言っても過言ではありません。
⑥10分ほどゆっくり煮たら、一度様子をみましょう。
ジャガイモ、ブロッコリーが先に煮えるので、竹串や、ナイフを刺してスッと中心まで刺さったら火が通った証拠です。ジャガイモとブロッコリーだけ先に救出して鍋から上げておきましょう。
放っておくと煮崩れて溶けてしまいますので要注意です。
人参が一番火が通りにくいので、人参にも同様にナイフを刺して火が通ったら、味見をして味が足りなければ塩、コショウで味を整えてオリーブオイルをかけて完成です。
材料はそれぞれ食べやすいように切り分けて器に盛ってください。
最初から一口大に切って調理してももちろん大丈夫です。
その方が早く火が通りますが、今回は丸ごと火を通してます。
その方が煮崩れにくいのと、後から切った方が見た目がきれいに仕上がります。
器に盛ったら、用意しておいたビネガーをかけて召し上がってください。
ちょっと味のアクセントになって、とてもおいしいですよ。
お好みでトマトや他の野菜を加えてもいいですし、ソーセージなどを一緒に煮てもいいと思います。
パンやトースト、ガーリックトーストと一緒に食べれば立派な一食になりますよ。