家族の人がインフルエンザになっても仕事に大きな影響が出る事もあります。
皆さんも出来れば事無きを得たいところだと思います。
まずはこのインフルエンザについて皆さんはどれくらい知っていますか?
予防の方法も内容を把握していなければきちんとした対策はとれません。
┃インフルエンザのタイプは100種類以上?!
インフルエンザウイルスはタイプが3タイプに別れます。
A型B型C型です。
人に感染するのはこの内AとBです。
B型は人にしか感染しません。
A型ウイルスは144通りにタイプが別れ、毎年流行るタイプが違うのです。
そのタイプをあらかじめ予想を立てて予防接種することになっています。
┃インフルエンザの感染力
日本では毎年インフルエンザの感染者数は約1,000万人いるとされています。
10人に1人…。とんでもない感染力です。
インフルエンザウイルスについては、たった1個のウイルスが約8時間でおよそ100倍になります。さらに24時間後には100万個になるそうです。
非常に高い増殖力で急激にその数を増やしていきます。
このウイルスに感染してから潜伏期間がおよそ1~2日間あります。
しかし、この症状が出ていない期間でも感染力があるので、自覚症状がないのに他の人にうつしている可能性があるのです。
ここだけ聞いても予防するのが、そもそも非常に難易度が高いという事がわかります。
インフルエンザウイルスが体内で数千万の数に到達してから高熱が出るなどの症状が発症し始めるのですが、発症してから12時間~48時間ほどの時間が経過していないと検査を受けても判断できない為、半日以上経過してから検査を受けるのが望ましいとされています。
昔、20世紀には日本でもスペインインフルエンザが大流行し、なんと40万人もの命を奪いました。
今はそこまで大きな被害になることは想定しにくいとの事ですが、中には重篤な結果をもたらす可能性もあります。
┃インフルエンザが悪化すると…??
中でも特にハイリスクグループと呼ばれる、65歳以上の高齢者、5歳未満の小児、妊娠中の方、肥満のある方、基礎疾患のある方等は命の危険すらあります。
特にインフルエンザ脳症といって急激に病状が悪化するケースがあります。
幻覚や異常行動を伴い、痙攣や呼吸困難などの特徴的な症状が出る場合はすぐに病院で治療を受けてください。
インフルエンザでは特に小児の場合、症状として異常行動が出ることがあります。
これは抗インフルエンザ薬を投与した場合にも一定数見られますが、投与していなくても10%ほどの確率で見られる現象です。
事実私も子供にその症状が現れた経験があります。
その時は、寝ていたはずの子供が突然起きだして部屋を出て走り出してしまい、叫び声を上げたことがあります。恐らくは幻覚が見えていたのだと思います。
小児の場合はインフルエンザにかかったら、必ず目の届くところに居合わせ、きちんと監視しておくことが安全のために必要です。
この突発的な異常行動を原因とする転落事故等で死亡したケースが、8年間で8件あるそうです。
┃インフルエンザの予防方法
インフルエンザの予防の方法としては、健康管理をきちんとして抵抗力を落さないこと。手洗い、アルコールを含んだ消毒液での消毒、またはドアノブ等の人が接触する部位の消毒、マスクなどが一般的です。
手で目等の粘膜を擦ったり、接触をすることを避けることも効果があります。
感染しないことも重要ですが、熱が低かったり、たとえ症状が軽くてもインフルエンザに感染していることもある為、なるべく怪しいと思ったらこの時期はインフルエンザの検査を受け、他人にうつさない様に努力することも大事です。
例え予防接種をしていても、違うタイプのインフルエンザに感染すると予防接種の効果がない事もありますし、予防接種の効果で症状は軽くなったとしても感染し発症することもあります。
お互いに気を付けて、早めに手を打って予防や拡散を防ぐという事が何よりも大事だという事になりますね。
余談ですが、インフルエンザに関連して、この時期はマスクを販売している会社の株を購入される方も多いらしく、株の銘柄として人気がでるのだそうですよ。