世界経済を考える際に大きなポイントになる人口背景。
今回は人口の推移や現状について触れてみたいと思います。
世界で1億人を超える人口を抱える国は実は14か国しかない?
世界で人口1億人を超える国は12か国しかないというのはご存じですか?
トップは中国13.9憶人、インド13.6億人、アメリカ3.2億人と続き日本は11番目に人口が多い国です。
最近フィリピン、エジプトが1億人を超え14か国になりました。
逆に人口減少が続いている国はどこなのでしょうか。
人口減少が懸念されている国1位はブルガリアで22.5%減少の予想です。
現在690万人、2050年の予想では150万人減少し540万人となります。
2位はリトアニア22.1%の減少で270万人が210万人になるとの予想。
3位はラトビア、21.6%の減少で190万人が150万人になるとの予想です。
日本は9位で16.3%の減少、1億2650万人が1億580万人になります。
なんと2,070万人の減少です。
他の国と比べると比率では10位ですが、減る予定の人口でいえば日本は圧倒的に1位です。
上位3か国の数字を足しても日本の人口減少と比べれば比較になりません。
人口が減る人数でいえば圧倒的にダントツの世界一です。
全世界の中でも日本が最も人口が減少する国になっているという事です。
人口が年々増加している国は当然生産力も上がります。
消費も上がります。携帯電話も、車も、食べ物も、家も、様々なものが人数分必要になります。
人口が年2%ずつ増えていれば10年で20%以上人口が増えることになり、それに伴い経済も活性化される可能性が高くなります。
人口が増えれば都心の建物も徐々に需要が高くなり、価格の上昇、賃料の上昇が予想されます。
アジア諸国も人口の増加が顕著な国が多く、今後の経済成長が予想しやすい環境になっています。
先進国の中でも極端に人口が減少する予定となっているのは日本だけです。
人口が減少し、国力が下がり、国の負債が重くのしかかる時代はもうすぐそこまで来ています。
人口は増やそうと思ってすぐに増えるものではありません。
今出生率が上がったとしても、成人するまでには相当な時間を要します。
国の政策などですぐさま解決できる問題ではないと思いますが、このまま人口が急激に減り続けるのは国にとっても経済にとっても将来大きな問題となり得るでしょう。
日本の中でも人口の減少が顕著な北海道、兵庫県、静岡県などは不動産運用のリスクが急激に上昇していると考えて間違いありません。
今後はさらに加速するとの予想である日本の人口の減少は、今後日本経済や不動産市場にゆっくりと確実に影を落としていく事になるでしょう。
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