風速80メートル級の台風 台風10号が上陸!?

2020/09/05

ニュース

引用元:https://tenki.jp/forecaster/y_higuchi/2020/09/05/9665.html

┃台風10号が接近しています。

先日も一部風速80メートル級の台風について本ブログでも触れましたが、日本では風速80メートルの台風は2015年に沖縄で観測されて以来近年では記録がありません。
この時は漁船でさえも吹き飛ばされた映像が残っています。

 

この台風10号に関しては特別警報級とされており、未曾有の被害が出る可能性が指摘されています。
現在台風に対しての対策が急がれており、窓をベニヤ板で塞ぐなどの応急措置が各家庭でも急がれています。

┃風速80メートルの威力

1966年、第2宮古島台風の際に最大瞬間風速85.3メートルを記録した際は、宮古島の住宅の内90%が全半壊し、農作物が全滅、重軽症22人という甚大な被害が出ています。

 

時速300キロで走る新幹線の上に立つのと同じ状態となる風速80メートルの風。
人間は吹き飛ばされ転がります。
風速50メートルでさえも車は転がり、吹き飛ばされたスリッパは窓ガラスをぶち破ります。

 

80メートルなら飛ばされたビニール傘は軽くブロック塀を貫通します。
その他にもペットボトル、木の枝など全てが凶器と化します。

 

一軒家などは建物の窓が破られると窓から風が入り込み、内側から屋根が持ち上げられて屋根を飛ばしてしまいます。

 

宮古島などは台風が多い為、屋根が低く作られたり、防風のための工夫がなされた民家が多く、少々の台風では建物が倒壊しない様な作りになっています。

 

しかし、そういった工夫のない一般住宅がこのレベルの台風の直撃を受けて耐えられる保証はありません。

 

今後発達しながら上陸を果たす予定の台風10号ですが、直撃を受ければその被害の規模は想像をはるかに超えたものとなる可能性があります。


┃威力を増していく台風

近年台風の規模は年々拡大しています。
最近は風速80メートル級の台風が頻繁に発生しています。
今のところ上陸直前で弱体化したり、上陸コースから外れたりと日本に直撃しているケースはありませんでした。

 

しかし今回は初めて九州に上陸する可能性が高い状態です。

 

もしも、皆さんに該当する地域のお知り合いがいれば、念には念を入れた対策、避難をすすめてあげてください。
今までの常識は一切通用しません。
一軒家が丸ごと吹き飛ばされる可能性も充分にあります。
原則は鉄筋コンクリートの建物内に避難し、窓ガラスの近くにはいない事です。

 

大型の台風の発生が多くなっているのは地球温暖化が大きな原因となっています。
今後も台風の大型化は続き、風速100メートル級も将来発生すると言われています。
また、台風の移動コースにも近年は変化が見られています。
原則はフィリピン沖などで発生後、東シナ海側に北上し偏西風に押し戻されるように回り込んで台風は日本に接近することが多いのですが、温暖化による気象の変化で台風発生後太平洋をまっすぐに突っ切って発達しながら日本本土に直接上陸するパターンが近年は増えています。

┃十分な警戒を!

今後風速80メートル以上もの巨大台風が頻繁に本州に直接上陸する可能性もあり、大きなが被害がでる可能性もおおいにあります。
もしも巨大台風被害が平常化すれば、被害に強い建物が求められる時代が来るのかも知れません。
また、被害を受けにくい地域に移住する方も出てくるのかも知れません。

 

人の力では到底防ぐことのできない自然の驚異は、今後ますます大きなリスクとなる可能性が大きくなっています。

 

台風10号の被害が予想される地域の方々はくれぐれもご注意の上、命を守る事を最優先とした最大級の警戒をお願いします。

 

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現在の会社に入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。

現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

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