米ネバダ州ラスベガスの全長500mの実験線で有人試験運転を実施したヴァージン・ハイパーループ。
ハイパーループ・ポッドはループ状のパイプの中を走る磁気浮上を使った乗り物で、パイプの中を真空にすることで空気抵抗を無くし、最高時速600マイルで移動できるとするもの。
まだ実証はされておらず、今回500mの試験運用を成功させたばかりです。
600マイル=965キロというと、ジェット機とほぼ同等のスピードとなり、東京⇔名古屋間352キロをなんと30分で結べるスピードという事になります。
真空の中を高速で移動する同システムは今回ヴァージン・ハイパーループの幹部二人が搭乗して試運転で人体に影響がない事を証明した。
今回は試運転ということもあり時速100マイルほどでテストしたとの事です。
今後は10年以内にはプロジェクトを実現するとの見通しを示しており、近い将来移動システムとして確立して実用化に向けたプロジェクトが始動する可能性もあるようです。
簡単には進まないとは思いますが、ワシントンとニューヨーク間367キロを29分で結ぶ構想だとか。
テスラのイーロン・マスク(CEO)も同様の計画を提唱しており、こちらは車に乗車したまま、真空化はしないループの中を移動する手段を構想しているとのことです。
具体的に同社はラスベガスにループと呼ばれるシステムを建築中です。
いずれも構想段階で実現するのかはまだわかりませんが、計画から数十年の時間が経過しても実現まで程遠いリニアモーターカーと比べると、実現するまでの時間はかなり短いものになりそうです。
リニアモーターカーは構想から実現が早ければ、もっと日本から海外に向けて売り出すチャンスもあったかも知れませんが、今やリニアモーターカーの倍近いスピードの移動手段も出てきているので、巨額の開発費をかけて実現するリニアモーターカーを海外に向け売り出せなくなると、投資の採算が取れなくなるのではと心配になりますね。
今後は技術の進歩によりもっと快適で、安全な移動手段も出来るのかも知れませんが、チューブ状のパイプの中を移動する方法は昔から未来の都市のイメージとしてよく描かれていたので、とうとうそういう時代が来ると思うと少し興奮しますね。
移動速度が速くなり、世界は今後もっと狭くなっていくのかもしれませんが、いったいどこまで早くなっていくのでしょうか。
リニアモーターカーも完成すれば品川駅周辺には大きな変化を伴うでしょう。
今後は東京の玄関口が品川に移っていくとのお話もあるので、不動産を購入するには品川にアクセスの良いエリアもねらい目かもしれませんね。
First Hyperloop Passenger Test 動画はこちら↓
https://youtu.be/xKvbSboQ5_g
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