┃コロナウイルスによる死者7,800人超え!?
経済的にも社会的にも、当然人命にも大きな損害を与えているコロナウイルスですが、死亡者の数もとうとう1万人に近づく勢いとなってきています。
二度目の緊急事態宣言が出されてから徐々に収束には向かっているものの、その被害はかなり大きなものになっています。
一都三県以外は緊急事態宣言が解除になることが決まっていますが、一都三県についても近々解除されることでしょう。
GoToも復活することが発表されていますので一時的に経済も通常運転に近い状態に戻るとは思いますが、根本的に問題が解決されている訳ではありません。
ワクチンの接種が医療従事者からスタートしている現在は、ワクチンの普及による事態の収束に大きな期待が集まっています。
現在はまだ医療従事者でさえもワクチンの到着がかなり遅れており、思ったほどワクチンの接種は進行していない様ですがこれも今後加速していくでしょう。
インフルエンザが毎年3,000人以上もの死者を出しているのと比べ、圧倒的に死亡率や感染率が高いコロナウイルスはやはり脅威という他ないでしょう。
┃コロナの影響の副産物
しかしコロナウイルスの影響で副産物となる効果も出ていることはあまり報道されません。
というのは感染症であるコロナウイルスを予防するため、マスクの着用や手洗い、うがい、消毒、ソーシャルディスタンスとあらゆる注意が取り入れられた事により、インフルエンザの感染も大幅に少なくなっています。
結果インフルエンザによる死亡者の数は大幅に減っているのです。
引用元:https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/9627-jinsoku-qa.html
私の父は既に他界しておりますが、最後は風邪から肺炎になっています。
単純に高齢者の場合は体力が弱ったことで、風邪でさえも命取りになりかねません。
コロナウイルスへの警戒により、インフルエンザにかかる確率、風邪を引く確率、その他の感染症にかかる確率を大幅に下げていることが考えられるため、コロナウイルスの犠牲者は増えていますが、逆に他の感染症で命を落とす方の数は大幅に減っている可能性が高いのです。
事実インフルエンザの感染数は大幅に下がっています。
ただ逆にコロナウイルスによる外出自粛などで他に悪い影響も出ています。
┃病気以外にも影響が!?
ずっと家にいる事で、DVの報告数も増加しています。
ストレスによる児童虐待の報告も増えています。
高齢者が自宅に籠ることで足腰が弱って歩行できなくなるなどの影響も出ています。
また、先日発表になった報告では自粛等で女性の生理不順の確率も30%も上昇しているとのこと。
運動不足や外出できない事によるストレスも大きく体調や精神面の健康にも影響してきています。
夫婦関係においても、リモートワークで自宅にいることが多くなり、夫婦仲が良くなり改善したという家庭もあれば、逆に関係が悪くなったというご家庭もある様です。
これについては良いとも悪いとも言えない様ですが、ある種の影響を与えていることは間違いありません。
報道はコロナウイルスの被害や状況についてのみクローズアップされがちですが、表面上の状況だけではなく本当の姿を捉える事が大事なのではないかと思います。
コロナウイルスの被害は大きかったと思いますが、危険度の高い未知のウイルスが生まれるリスクはこの先もあるでしょう。
そういった意味ではより感染率、死亡率の高いウイルスが発現した際には、今回の経験が人類にとって大きな財産になり得ると思います。
さらなる強力なウイルスの脅威による最悪の事態を想定した場合の予行演習として考えれば世界的にも非常に意味のある経験だったのかも知れませんね。
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