不動産投資のリスクの簡単なイメージの捉え方

 

不動産投資のリスクの簡単な捉え方

 

不動産投資を始められない人の多くが感じるリスクはほとんど同じです。

 

当然投資である以上は儲かる可能性もありますが、損をする可能性もあると考えます。

 

損をすることに繋がるリスクが怖い訳です。

とりわけ不動産投資は金額が大きいのでリスクも相応に大きいのでは?

と想像するのも無理はありません。

 

数千万円もの借金をして、もし「全額返済して」なんてことになったら返せる当てがあるはずがありません。

 

万が一、は万が一であっても損をするくらいならやらない方がましだと考える方もいる事でしょう。

 

今回は不動産投資のリスクについて簡単なイメージの仕方をお話してみます。

というのも不動産投資は金額が大きいのでリスクも大きいという先入観からリスクを過大評価して始められない方が多いので現実的なリスクについてイメージを作って頂く考え方をご紹介します。

 

まず、不動産を所有する事になるので自宅として住んでいる時と変わらないリスクが建物を持つ以上は生まれます。

では自宅の場合のリスクとはなんでしょうか?

エアコンが壊れる事もあるでしょう。また給湯器が壊れる事もあります。

他にもインターフォンとかリモコンが壊れる事もあるでしょう。

ただ皆さんの自宅のエアコンも給湯器もそんなにしょっちゅう壊れる事はないはずです。

壊れて交換が必要になるのは10年以上経過した場合です。

場合によっては20年経っても問題なく使えているという事もざらにあります。

機械の故障や交換のリスクはその程度という事です。

ただし一棟物などの場合は50部屋ある事もありますから、同時期に交換などが重なれば大きなコストになる事もあり得ます。

1部屋2部屋所有して運用する際はそんなに大きなコストを心配する必要はありませんし、一度交換となれば10年は交換しないので心配する必要はありません。

 

二つ目には地震です。

地震についてはどんな規模の地震がくるのかは誰にも想像つきません。

ただしマンションは原則震度7でも倒壊しない事を前提として建てられています。

心配な方は多めに地震保険をかけておきましょう。

例え倒壊しても投資である以上は費用を家賃収入からいずれ回収できます。

中古の古めの物件を購入した方が新築時の価格は高く売れるため損をしません。

 

三点目は家賃収入が下がったり、空室期間の期間損失のリスクです。

これも東京都心部の好立地不動産は心配の必要がありません。

地方のアパートの様に隣のアパートも、そのまた隣のアパートも10部屋中7部屋しか埋まっていないなら、空いているお部屋の中で自分の部屋が選ばれる理由を持っていなければ空室が続いてしまうかも知れません。

家賃を下げたり、リフォームしたり、礼金、敷金を免除したりしなければ賃貸が付かない可能性が高くなります。

しかし、東京23区の中でも立地のよいエリアは稼働率が98%以上のエリアが豊富にあります。

ほとんど空室になることはありません。

よっぽど古いとか、駅から徒歩10分以上も歩くとか、極端に日当たりが悪い、地下である、間取りが使いづらいなどのケースでない限りは空室もほとんどなく、家賃もほとんど下がりません。

 

家賃が下がらないという事は収益性が下がらないので、建物の価値も下がらなくなります。

この家賃収入についての信憑性こそが不動産の価値そのものなので、きちんと賃貸が安定して付いて家賃が下がらない都心のコンパクトマンションは資産性が極端に下がる可能性そのものがほとんどないのです。

 

ここに挙げた代表的なリスクを捉え違えて、過大評価すると不動産投資は始めることが出来ないと思います。

 

不動産の場合、コントロールが全くできないリスクは実のところ地震くらいです。

地震すら新耐震基準で建てられたマンションである以上は倒壊するリスクはほとんどありませんから、資産性、家賃、管理コストをよく確認して立地のよいマンションを購入した時点で損失が出る可能性はよほど高金利で運用しない限りはあり得ません。

 

リスクについて考える場合は、必ず解決方法があるのかを質問しながら検討する様にしましょう。

現在の会社に入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。

現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

PAGE TOP