不動産投資の融資については厳しい状況が続いています。
影響の発端は当ブログでも何度も触れている、不動産投資の不正融資などが原因となっています。
スルガ銀行の不正融資問題などを原因として融資条件の引き締めが続いています。
ここでもう一度整理しますが、不動産を購入する際は『売主物件』と『仲介物件』とに大別されます。
売主物件とは不動産業者が直接仕入れて、自社の商品として販売しているケースをいいます。
一方で仲介物件とは、売主の個人、もしくは法人が仲介業者に依頼をして不動産を売却することを手伝ってもらっている状態をいいます。
売主物件の場合は仲介手数料はかかりません。
これは業者が仕入れる価格と売却する際の差額に利益が内包されているからです。
仲介の場合は仲介手数料が必要となります。
この売主物件を扱っている業者の場合は投資物件の場合、融資期間が自由に選べるメリットがあります。
信販系の融資機関であるオリックス銀行や(株)ジャックスなどは、そもそも売主業者でないと提携が組めません。
仲介業者である時点で信販系の融資は使えないのです。
不動産投資をする際に融資条件が比較的良いのは信販系の金融機関です。
満額に近い融資が受けられたり、金利が安かったり、審査が早く融資までのスピードも格段に速くなります。
複数件の物件を購入希望の方は信販系の融資の活用が必須となります。
都市銀行や地方銀行、信金などの融資は頭金を3割近く入れることが当たり前になっていますし、融資の条件である年収や資産背景の条件が厳しく、ほとんどの場合一般のサラリーマンだと融資を断られてしまうのが現状です。
不動産投資を始める際には、インターネットで検索すれば沢山物件は売りに出ていますが、それはほとんどの場合仲介案件で、思うように融資が受けられないケースが多いのです。
サラリーマンが将来のために資金を抑えて融資を活用して投資したいのなら、必ず売主業者の販売している物件を選びましょう。
業者が売主だと融資も自由に選べるうえ、物件についてはある一定の保証も受けられます。
さらに管理もその業者が管理をしますので、管理上も責任を取る立場にあるため安心して任せられるでしょう。
不動産投資をこれから始める際には売主業者から買うメリット、仲介で買うことのデメリットをよく考えて物件を選ぶことが肝心です。
現在の会社に入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。
現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。
