物件の枯渇状態が続く首都圏!勝機はどこにある!?

 

都心部の不動産は売り物が枯渇してきている?

 

不動産市場はコロナウイルスの影響も少なく、最初の緊急事態宣言の際には大きく売り上げを落していたものの、その後V字回復し投資需要、実需需要共に盛況で売れ行きは上々といった状況です。

実需も首都圏では千葉県や神奈川県も一戸建てなどの販売が好調で、当ブログでもご紹介しましたが一戸建ての販売においては2021年4月に過去最大件数の取引件数を記録する等販売の好調を示すデータが報告されています。

 

投資物件においても弊社の仕入れ部隊が苦戦する状況も多くあり、価格も安く買うのが非常に難しくなっており、じりじりと値をあげている実感がある状況が継続しています。

 

皆さんは自宅を購入する機会でもなければ市場に出回る不動産の物件数について実感することはなかなかないと思います。

実需だけではなく投資物件も在庫薄に

弊社でも仲介にて販売している物件は外部からの問い合わせが増えており、買い取り業者や個人の投資家等のお問い合わせもかなり増えていると実感しています。

特に個人の投資家については、ファイナンスがうまく付かない事で購入したくてもうまく購入できないでいる方も多くなっている様です。

以前はきらぼし銀行、横浜銀行、千葉銀行、西武信金、城南信金などの地銀や信金が積極的に不動産投資の際に個人のサラリーマンでも融資を付けてくれていたのですが、現在はよほど大きな資産をお持ちの方でないと融資を行っていません。

融資が受けられたとしても2~3割程度の頭金を求められるケースが多くなり、金利も一時期よりも高く設定されているため条件の良い融資先を探している方が多くなっています。

しかし、地銀や信金においてはどこも取り扱いは同じような条件の所が多くたらい回しにされている内に検討するのに疲れてしまっている方もお見受けします。

 

売主業者の販売だと融資が付きやすい!

一方で私達の様な売主業者の場合は、信販系の融資期間と提携しているため、一般のサラリーマンの方でも融資は非常に受けやすく、満額に近い融資も可能です。

融資付けが楽な面もあり、サラリーマンの方からのお問い合わせは非常に多くなっています。

 

私の両親の世代はバブル期を経験している世代なので、身の回りに不動産投資でバブル崩壊後に大きく不動産価格が下落してひどい思いをしている方が多くいたために、不動産投資と聞くとリスクが大きいものという印象を持っている方も今までは多くいたと思います。

ただ最近はそのバブルを経験している方が少なくなっているからか、不動産投資に関してそこまでの警戒感を持っている方が少なくなっている様に思います。

 

おそらくは不動産投資、マンション投資などをすでにやっている方も身の回りに増えているのでしょう。

ご友人の方のご紹介やご自身だけではなく奥様やご兄弟、お子様をご紹介いただくケースもかなり増えています。

以前に検討したことのある方がその時は思いきれなかったけど、再検討してみたいという方も多くなっている印象です。

インターネット等から沢山情報が取れる様になったことや、お問い合わせもしやすくなっているという事も関連しているのかも知れませんが、徐々に不動産投資が皆さんに認知されて比較的一部の方が投資しているイメージだった不動産投資が一般のサラリーマンの方にも広く受け入れられる様になってきている印象があります。

 

プレイヤーが徐々に増えることで更に投資する物件が必要になるため、需要が多くなったことで不動産価格や市場の在庫数に少しずつ影響が出ている状況です。

この先の不動産市場、価格はどうなるの?

この先この流れがどこまで続くのかはなんとも言えませんが、信販系の融資期間は都心部の物件にしか融資を行いませんので、地方の物件には市況が活発化する理由にならないという事になります。

 

今後この流れが続くなら、都心部の物件価格は徐々に上昇したり、価格を維持出来たり、家賃が下がりにくいなどの良い影響を受ける可能性があります。

 

とはいえ東京23区内の場所の良いエリアには空き地がある訳はありませんので、新築の物は供給が極端に少なくなってきています。

今後は場所の良い中古の不動産を中心に取引されることが想定されるので、質の良い不動産投資をされるには中古の市場からいいものを購入していくのが良い判断となる可能性が高くなるでしょう。

 

現在の会社に入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。

現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

PAGE TOP