住宅を購入する場合にローンを組む人は住宅ローン減税が適用となり、税控除が受けられる場合があります。
建物や所得などの条件はありますが、適用になれば最大40万円もの税金が控除対象となります。
最大10年間控除されるので400万円税金が減ります。
それだけでローンが何年分か支払えてしまうので、控除が受けられる効果は絶大です。
しかしその住宅ローン控除が今年の11月を境に効果が落ちることになるようです。
その後は現在1%と決まっている税控除の金額が、ローン残高の1%もしくは実際に支払った金利の金額のいずれか低い方の金額が税控除の金額となるようです。
例えば、住宅ローン金利が0.5%であればそちらが採用されます。
今までの様に支払った金利が安くても1%の控除を受けることができなくなります。
この住宅ローン控除の条件が変更される前に自宅を購入しようという動きが強くなっている様です。
都内のみならず千葉県や神奈川県でも新築のマンションが発売初日に完売してしまう現象が続出しています。
低金利の今のうちに、住宅ローン控除の恩恵が厚いうちにと、史上まれにみる低金利時代に好条件の内に自宅を購入する事はそれだけ効果が大きいということです。
今後も11月まではこういった流れが続く可能性が高いと思われます。
減税効果だけではなく、コロナウイルスの影響で突如本格的になったリモートワークによる生活スタイルの変化によって、部屋を一つ増やしたり、書斎などのついた間取りに住み替える方も多くなっている様です。
奥様と共働きの場合は二人ともリモートワークになったことで、仕事がし辛いという事もあるでしょうし、子供さんの声が邪魔になる事もあるでしょう。
結果こういった住み替え需要も手伝って不動産はマンションであれ、一軒家であれよく売れているのです。
住宅ローン控除が50㎡以上の建物に適用になっていたものが、今年から40㎡以上に変更になった事も手伝い、現在はコンパクトマンションも良く売れています。
サラリー以外で別に400万円稼ぎ出すのは簡単な事ではありませんし、節約するのも難しいですが、400万円節税するのは簡単です。
「住宅をローンを組んで買う」だけです。
これほど単純明快な理屈があるのですから、どうせ家を買うなら今買った方がお得です。
賃貸に住んでいる方、今は必要ないかな?と思っている方も、資産として不動産を所有する事を考えるなら「今」ですよ。