オリンピックにも行ったことのあるアスリートの方から勧められて初めて知ったのですが、皆さんはMCTオイルというものを知っていますか?
MCTオイルとは、ココナッツを原料とする中佐脂肪酸(MCT)という成分を100%使って生成された自然由来の植物油のことなのだそうです。
サラダ油などに含まれる長鎖脂肪酸と比べて、4倍も速くエネルギーになり消化されるため、脂肪として蓄積されにくいという特徴があります。
身体の栄養素が消費される順番をみなさんご存じですか?
まずは糖分が消費されますが、その後糖がなくなると脂肪を燃焼します。
ということは糖がある内は、脂肪は燃焼しないということになります。
糖を補給し続けていると脂肪は減りません。
余ったものは体に脂肪として蓄えられます。
そこでこのMCTオイルなのですが、食べた後の分解速度が普通の油に比べて格段に速いので、糖分の様にすぐさまエネルギーとして消費されていきます。
油を無駄に身体に蓄積しなくて済みますので、食べてもエネルギーとして消費されることで身体への蓄積を防ぐ効果があるのです。
ブドウ糖に代わる第二のエネルギーであるケトン体を生成するので医療の分野でも活用されています。
このケトン体は第二のエネルギーとされていますが、前述したとおり普段はブドウ糖を主として体は活動しています。
ケトン体を主としていないので、このケトン体からエネルギーを得やすい身体に体質自体を改善する必要があるのです。
基本は2週間程度の糖質制限をしながら、MCTオイルを摂取することをお勧めします。
糖質が切れると、脂肪を燃やし始めます。
その際にこの中鎖脂肪酸を摂取していることで脂肪が燃えやすくなり、また体の中で脂肪を燃やすケトン体の生成が促される効果があります。
脂肪が燃えやすくなるということです。
この脂肪燃焼体質に変化することで、持久力がアップするということです。
いつでも身体の脂肪を燃焼してエネルギーに変える体質ができあがるので、糖が切れても体を動かし続けるエネルギーを自分の身体で作り出すことができます。
さらには最近ではアルツハイマーの症状改善にも使用され注目されています。
アレルギーやアトピーなどの症状改善にも効果があるようで、まさに身体にいいことずくめです。
しかし使用する際に多少の注意点があります。
まず炒め物や揚げ物などにはこの油は使えません。
160度で気化してしまうので酸化してしまうのと、油の性質上、熱を加えると調理に向かないどころか火がついてしまう可能性すらあります。
サラダのドレッシングや料理したものに少しかけて召し上がってください。
また、プラスチックの容器は使わないようにしましょう。
分子の構成が小さくプラスチックの容器に浸透して変質させてしまいます。
この二点を守れれば大丈夫です。
私の知り合いの方も、ものの1ヶ月位で絶大なダイエット効果を得ています。
かなり効果は高いのですが、身体を慣らすまでは我慢が必要です。
摂りすぎるとお腹が緩くなることもあるので注意してくださいね。
ケトン体回路のエネルギー消費体質になるまで頑張りましょう!