通りがかりですが、桜が綺麗に咲いていたのでパシャ!
確定申告の時期を終え、一呼吸ついているうちにいつの間にか春です。
このブログを書き始めてすでに三年が経過しようとしています。
この三年間はほぼコロナウイルスの影響を受けていました。
落ち着いたわけではありませんが、マンボウも解除され、当初のものと比べて弱毒化したこともあり、以前ほどは騒がれなくなりました。
とはいえ日本国内でも700万人近くもの感染者をだし、重傷化した方、お亡くなりになった方も多数出ています。
経済にも大きな影響を与え、リモートワークという新しい働き方も時代に合わせ普及しました。
これにより、都心部の勤務先近くに住む必要性が無くなった方も多く、都心から離れて生活をする方も出てきており、多少なりとも不動産の相場への影響も出ています。
経済面での打撃でいえば、飲食店などは店舗の縮小や、業態の変化、撤退を余儀なくされたケースも多く、店舗の賃貸オーナーも大きな打撃を被っています。
実際いまだに空室店舗となっている、ビルやテナントも多く、コロナウイルスの影響がどこまで続くかが不透明な現在はテナントの稼働率にも大きな影響を与え続けています。
一方であまり影響を受けていないのは住宅販売です。
都心部の住宅販売は意外にも好調。戸建て、マンション問わず立地のよいものは購買需要が高くよく売れています。
コロナ禍にあっても、販売成績を伸ばしている不動産業者も多く存在します。
販売の好調を受け、都内の好立地不動産などは若干価格が上昇している傾向もみられます。
大きく変化があるわけではありませんが、徐々に在庫不足の状態が慢性化し、良い不動産を安く手にするのは難易度が高くなりつつあります。
よって売り手市場が今後も継続する傾向が強く、安値で急いで売る事情がない以上はなかなか安価で良い物件を手に入れるのは難しくなるでしょう。
とはいえ、今の東京の不動産価格が高いのかというと、これは世界の主要都市の相場と比べればはるかに割安な価格であるというのが現状です。
徐々にインフレ傾向が強くなっている世界経済と、経済成長が鈍化し、物価も伸び悩んでいる日本との間に相場の乖離がうまれ、徐々にその差が顕著になっています。
ロシアとウクライナの問題が激化したことにより、燃油、ガスなどを中心に物価の高騰も危惧されている中、さらにインフレ傾向が加速するという懸念もあります。
インフレ傾向が強くなるのであれば、その中で物である不動産だけが安くなるというのは考えにくい現象です。
不動産のマーケットだけでいえば、急激に需要が高くなる要因は少ないでしょうが、世界的なインフレが加速すれば日本もその大きな流れの中で影響を受ける可能性は低くないでしょう。
今後は、日本国内の情勢だけに注視するのではなく、世界経済や情勢の影響を受けて日本に与える影響が大きくなる事も想定しなければならないのかも知れませんね。