そもそも不安というのはどこから来るのでしょうか。
今お金を沢山持っていれば不安がないのでしょうか。
貯金がなくて不安。
年金生活が不安。
子供の将来が不安。
仕事がなくなるか不安。
人生の中には様々な不安があります。
私の経験上ですが、こういった不安が極度に大きい方は、結果的に投資もスタートできません。
なぜなら、投資すると不安が増えるからです。
リスクがある以上、投資をすると考えなければならないリスクが増えてしまいます。
こういった方は投資リスクばかり気になって投資ができないのです。
┃投資をしている人の考え方
私がお付き合い頂いているお客様は投資を楽しみながらお付き合い頂いている方、資産を持つ自分に対して前向きに検討されている方が一番多いのではと感じます。
リスクはつきものですが、リスクの事ばかり考えていては当然投資はできません。
メリットを最大化してリスクを避けることが出来れば、当然に十分な勝率を確保できます。
ただし、それでも多少のリスクが不安な方はどうしてもスタートできないのです。
次に多いお客様としては、不安の優先順位が投資をしないことになった方です。
将来の年金が不安で、なにも対策をしていない場合に50歳近くになってしまい、まだ何もこれといった対策が具体的に取れていない等の自分の状況そのものに対しての不安が、投資を始める時に感じる不安を超えている場合に投資をスタートされていることが多いと思います。
(私はこの状態になるのを想像して、そうなるのが嫌なので事前に投資を始めました。)
三番目に投資をされている方で多いのは目的がはっきりしている方です。
節税がしたい、相続税対策が取りたい、不労所得がどうしても欲しい等のご自身の中に目的があって、その目的を達成する為に動いている方は迷いがありません。
逆に投資を検討すらしない方も当然いらっしゃいます。
これは現状に満足している方々です。
不安がなく、満足している以上それ以上も求めません。
例え将来に潜在的なリスクがあったとしても気付いていなかったり、不安を持たない以上検討する機会もないのです。
┃リスクを嫌う日本人 生命保険のシェアは世界で4位!
これは私の個人的な見解ですが、
投資を判断できる方は、メリット、リスクを自身で正確に測る能力がある方だと感じます。
実際に私は今の会社でこの仕事を15年続けていますが、勤め始めた当時にお付き合い頂く機会をいただけたお客様はその殆どの方々が大きく出世されています。
おそらくはお仕事においても判断力や決断力があり、そういった意味でも実績を残されている方が非常に多いということだと思っています。
投資の内容についてどれだけ細かく書いてある説明書があっても、成功者の本を読んでも、実績のある投資のロジックを教わっても、不安が勝ってしまって投資がスタートできない方々は、基本的にリスクが嫌いで、これ以上の不安を取り込めない方が多いのだと思います。
日本人は特にこのリスクを嫌う傾向が強い人種だと思います。
保険の様な商品は日本人の特性にとても合った商品だと感じます。
万が一に対しての安全を売る商品ですから、リスクを減らしてくれる物にはコストをかける傾向が日本人には見られます。
事実、世界の中でも日本の生命保険の占めるシェアは世界で4位と、これだけ人口が少ない島国の割には非常に高い割合になっています。
┃不安になることはいっぱい
そもそも投資セミナーにお越し頂いているお客様はこういった将来に不安を感じている方がほとんどです。
なぜ不安なのか?
当然月々の収入はサラリーマンである以上そう大きくは変わっていきません。
その中で月々の支出、貯金などの金額の限界値も見えてきます。
もしもそれ以上を求めるのであれば投資をする以外に方法がありません。
相続などの予定がある方、転職による大きな収入条件の変化が可能性としてあるのであれば別でしょうが、対策を講じるのであればご自身で検討して、投資をする以外に現状の中の材料で解決する方法がそもそもないのです。
日々の生活は働いていればほとんどの場合は問題はないと思います。
生活はできるでしょう。
しかし働くことが出来なくなる退職後や、いくらかかるのかが想定しにくい教育費や、両親の面倒を見るための資金などを考えると、おそらくは今何も不安がないという方は今の時代にはほとんどいないのではないでしょうか。
┃何もしなければ不安は大きくなるばかり
私は10年後のことを考えます。
不動産を持っていたら、10年後その分残債が減っています。
10年分完済が近づき残り20年です。
売却しても残債以上で売却できる状態にあれば、売ればその差額分お金にかわります。
さらに10年経過すれば残債は当然さらに減って完済も見えてきます。
私が投資をスタートしたのは35歳の時です。
65歳に完済出来るように当時ローンを5年短くして30年で組みました。
もし不動産を持っていなければ、時間が10年経つと何もしていない自分が10年歳をとっただけです。さらに10年経過すれば55歳になってしまいます。
不動産を持ったことで時間が経つとあとわずかになった残債に対して安心感が出てきます。
売却しても利益が取れるなら尚更です。
しかし、もし不動産を持っていなければ時間が経つごとに不安が大きくなります。
働いたお金で対策が取れる時間がなくなっていくからです。
ちなみに運用開始から9年が経って、今までにかかった費用はエアコンの交換に12万円程、さらに二年半前にトイレの便座が割れて交換した14,000円の費用。
これだけです。
もしかしたら、エアコンは他の物件にも今後故障が出るかもしれません。
給湯器も交換が必要になるかもしれません。
その度に同様のコストが必要になるでしょう。
しかしそれでも65歳になって完済された物件をもっていて、年金収入になる家賃が取れている自分になっていたいからこそ投資をしています。
地震がきて建物がダメになってしまう可能性もないわけではありません。
そう考えると、はたして地震が来る可能性は何%でしょうか。
それは私にも正確にはわかりません。
しかし私の退職後の年金生活は、生きている限り100%の確率で起こる明確なリスクです。
私は起きるかどうかが全くわからないものを想像だけで怖がるよりも、100%の確率で起こるリスクをどうするかの解決策を優先しました。
┃まとめ
完璧な投資はあり得ません。
もちろん人生もそうでしょう。
事故にあう確率、病気になる確率、勤め先を失ったり、働けなくなる可能性もないわけではありません。
いろんなリスクが目の前にあります。
一度しかない人生であれば成功できる十分なチャンスがあることや、将来において自分を助けるであろう可能性があるものは積極的に検討して、内容がよければ取り入れていく。
もちろん十分な情報収集も必要ですし、実際に投資を始めるには勇気もいるでしょう。
それでも、そのリスクを踏み越えて投資を踏み切ろうとする前向きなお客様に、十分な情報提供や、良い物件の選定、投資のプランニングやコーディネートの良いお手伝いができればと、私は考えています。