世の中にはよくお金持ちの考え方を学ぶ、社長の考え方を学ぶ、そういった成功者の考え方を学ぶ本が出版されています。
その人の考え方、物の見方、行動、そういったものからヒントを得て、自分もそういった人にならった考え方を身に付けたい。
分野はそれぞれとしても、こんな気持ちになることってありますよね。
私自身もそういった「売れる営業マンの考え方」「経営者の考え方」などの自己啓発本といいますか、そういう本を読んでいた時期もありました。
私は様々な投資のご相談を受ける者として、最近よく思う事があるのです。
不動産は投資商品の中でも、自分が捻出する自己資金は少なくても、購入する物件の価格は投資商品の中でも非常に高額です。
万が一失敗したら・・・。と心配になるのも当然です。
┃リスクよりもメリットまで考えられるか
お客様にお会いして、不動産投資についてどんなことが知りたいですか?と聞いてみる事がよくあります。
「リスクが知りたいです」と開口一番に仰られる方がいます。
こういう場合はその方の言葉から、投資に対して心理的に非常に警戒していることが伺えます。
投資をしてうまくいっている方のケースでいうと、
まず、どういった物件を選べばいいのか、効率の良い運用の方法とはどんなやり方なのか、
投資するにあたって利益を最大化する考え方を聞きたいといいます。
例えば、極端な話ですが皆さんはリスクが無いから投資をするのでしょうか。
そうではありません。
当然メリットが十分にあるからこそ投資をするのです。
何もメリットを理解していないうちから、リスクの話を聞いても投資商品としての魅力が理解できません。
結果いくらリスクの説明を受けてもメリットを理解していない以上投資できません。
内容を聞くのであれば、メリット→リスクの順序が正しいのです。
例えばですが、
話を聞いてみて、きちんとコントロールすれば高い確率で500万円ほどは儲かりそう。
それに対して色んなリスクを加味すると50万円はリスクがあるとすればどうでしょうか。
これならば、リスクを差し引いても十分にメリットがあります。
50万円のリスクを負う価値もあるでしょう。
しかし、もしリスクの話だけ聞いて「50万円もかかるのか」と考えれば当然ですが投資しません。
┃具体例をチェックしてみるとメリットがはっきりとわかる!
はっきり言います。
2,500万円のマンションを現金で購入したとします。
年間家賃が100万円入ってくる物件であれば、1年、2年、3年と家賃が入るたびに利益が積み上げられて口座にお金が貯まっていきます。
これは特別な利回りの物件の話ではありません。
市場からいつでも皆さんが購入できる一般的な利回りの物件です。