巨額の運用資金を預かるBlack Rockの経済見通し

2019/11/19

セミナー

Black Rock という投資会社を知っていますか?
世界最大の運用会社であり、アメリカの年金運用なども預かる175兆円もの巨額の運用資金を預かる企業です。

なんと市場の5%もの規模になるそうです。

 

恐ろしい規模の運用ですよね。
現在は郵便貯金や、簡易生命保険の運用顧問も担当しています。

 

先日のお金のEXPOにブラックロックの日本法人が参加していたので、経済見通しについてのセミナーを私も参加して聞いてきました。

 

 
┃現経済環境のポイント

 

現在の経済環境について、Black Rockはいくつかのポイントに注目しているようです。

 

 

 

一つ目は米中の貿易をめぐる対立です

 

この対立の緊張を緩和させるような取り組みいかんでは、その後の経済の動向が変わるとみているようです。

 

 

 

もう一点は世界的な金融緩和が今後も経済を大きく下支えし、しばらく金融政策は緩和的な運用がつづくだろうという事でした。

ブラックロック 表1

 

ブラックロック 表2

 

 

 

現にECB(ヨーロッパ中央銀行)も無期限の資産購入計画と利下げを打ち出し、金利もマイナス圏を押し広げています。

 

FRBも今後さらに利下げをする見通しとなっており、金利水準は低水準に位置する可能性が高くなっています。

 

日本の長期金利もさらにマイナス圏に差し込み、世界的にも金利面での緩和政策が続く傾向にある内は、日本でも当面金利の上昇については可能性が薄いかも知れません。

 

 

 

資金の借り入れを活用する不動産投資は市場金利の影響を受ける可能性があります。

 

運用コストである金利は当然安い方がいいですよね。

 

あくまでもここでのBlack Rockの見解は半年から1年程度の短期的な見解ではありますが、当面は金利上昇のリスクは低いようです。

 

 
┃経済状況に敏感になること

 

こういった投資や経済の情報は、データの提供や客観的に見た見解を述べるに過ぎません。

 

投資判断はあくまでも自分の責任ということになります。

 

もちろん将来の成果の予想や保証を意図するものではありません。

 

 

 

しかし、大きな投資会社だからこそ持っているデータもありますし、個人では到底図り切れない分析データやその内容の説明もしてくれます。

 

専門用語も多く、難しく聞こえるものもありますが、経済の状況を大まかにでも把握するには十分に役立ちます。

 

 

 

運用するのは目の前の自分の資金かも知れませんが、世界経済や、地政学的リスク、政策金利の変化によってはその自身の運用も大きな影響を受ける可能性があります。

 

 

 

大まかにでも全体の流れを把握するのは、運用に関わる以上は非常に大きな意味があると思います。

 

経済の状況を少しでも把握していると、経済変化の大きなポイントを見逃さずに済みます。

 

 

 

世界経済に大きな影響を与えるような事象は、そのほとんどの場合自分の投資にも影響があります。

 

一つの投資商品や、目の前の話にだけ着目していると、大きな経済の流れを見逃す可能性があります。

 

 

 

投資をするに当たって、世界の経済ニュースをリアルタイムで把握するのに適したサイトをご紹介しておきます。

 

225225.jpというサイトですが、株価や為替、金利等について、また世界中の経済ニュースのトピックスが24時間リアルタイムで表示されます。
https://225225.jp/

 

携帯などでも見やすくできていますので、瞬間的に情報を得るには非常に使いやすいと思います。
投資判断の材料としてぜひ活用してみてくださいね。

 

 

 

 

現在の会社に入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。

現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

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