色々な書籍や、投資セミナーなどでそのポイントを教えてくれます。
その中で今、株式においては一つ重要なポイントを迎えようとしています。
┃バフェット指数とは??
これはかの有名な投資家ウォーレン・バフェットが着目している投資のポイントでもあります。
世界の株価の時価総額からの考え方や、各国の中での投資判断との考え方があり、一般にはバフェット指数とも呼ばれている重要な投資判断基準の一つとされています。
どの様なポイントかというと、、、
リーマンショックという大きな経済ショックを受けて以降、世界的にも先進国を中心に量的緩和が続き、政策金利も引き下げた状態のままの中央銀行が多い中、世界の株価は上がり続け、その時価総額を堅調に膨らませ続けています。
いまやその時価総額は途方もない大きな金額に達しようとしています。
リーマンショック直後は世界の株価の時価総額が一時は29兆ドルとなり、かなり大きくその価値を毀損しました。
しかし、各国の緩和的な金融政策などのテコ入れにより徐々に回復し、現在は時価総額が80兆ドルを突破しています。
この80兆ドルが間もなく90兆ドルに届こうかというタイミングまで来ているのです。
リーマンショック後から比べて、世界の企業の時価総額が約3倍にまで膨れ上がっていることになります。
長い経済の流れの中で、この世界の株価の時価総額が世界の名目GDPを超える金額に達した後株価に調整が入り、何度となく大幅に株価が下落する局面があることが経済の流れの中でわかってきています。
現在この名目GDPをすでに株価が上回っている状況に突入しており、90兆ドルに達すると株価が下がるのでは?という憶測、または予測がまことしやかにささやかれています。
┃投資家の心理によって株価が暴落する?!
株や投資信託に投資をされる方はいくつかの投資に至るポイントがあると思います。
投資対象になる会社の業績や、展望、財務状況などのミクロの視点での投資の指標。
またはマクロ的な視点では、経済的な流れ、為替、政治や世界情勢などが判断材料でしょう。
こういった投資判断に至る材料の中で、最近特に影響が大きくなってきているのが、投資家の心理です。
過去にはブラックマンデーといわれた株価の大暴落がありました。
これは特別な理由がないにも関わらず突然株価が暴落をはじめ、売りが売りを呼んでさらにどんどんエスカレート、株価が暴落を続けて大きな経済ショックにまで至ってしまったケースです。
こういった投資家の心理が大きくマイナスに働いた時の株価の急激な動きは過去にも何度もあり、マイナスがマイナスを呼び、投資家の心理が恐怖に汚染され始めると急激に相場が下がる可能性があります。
特に株式の取引も大半が電子化され、取引のスピードが20年前とは段違いになって高速化されている現代は、一旦火が付くと市場に投資家の心理状態が反映されるまでのスピードも非常に速くなってきています。
一つの投資判断として比較的広く知られている、名目GDPを株価の時価総額が超えると株が割高と判断されることの可能性は低くないかも知れません。
ましてやあのウォーレン・バフェットの言葉となればなおのこと信憑性もあります。
必ずそうなる。という訳ではありませんが、過去のデータを見る限りは少なくともその可能性は高くなってきていると言えそうです。
インターネット上でもこの話題を取り上げているサイトやブログも多く存在するので、興味のある方はぜひご自身でもチェックしてみてください。
┃まとめ
世界の株価、米国の株価共にバフェット指数によれば、現在は比較的割高と判断されています。
下落のリスクを考えると、少なくとも今は長期投資を狙うタイミングではないとか、ウォーレン・バフェットは今株を買っていないとか、様々な意見が散見されるようになってきています。
私は投資は勝つことよりも、大きく負けない事を重要視しています。
大きく負けなければ、また投資することができます。
一旦大きく負けてしまうと、取り返そうとする心理がまた大きなマイナスを生みます。
そうならない為には、事前に情報をキャッチすることが重要です。
株式や投資信託で運用されている方は、今後の動向に少し注意を払っていただいた方が良いかも知れませんね。