来年も引き続き、読んでいただくだけで皆さんが得をするような情報を提供できるように頑張っていきたいと思いますので、変わらずの応援をどうぞよろしくお願いいたします。
さて、今日のブログですが、住みたい街ランキングについてです。
┃住みたい街ランキング あなたの街は何位??
毎年いくつかの各企業から住みたい街ランキングなるものが発表になっています。
首都圏でのランキングや、東京都内、23区内、千葉県、神奈川県、埼玉県とそれぞれにジャンルや地域を分けて発表されています。
人気のある町は、その分不動産の資産価値が落ちにくい傾向が見られます。
当然ご自宅を購入する際は買う側にとってみれば、人気がある街は購入価格が高額になります。
しかし、将来リセールする際には有利に働き、高額で早く売却できる可能性が高くなります。
長谷工が発表している2019年の住みたい街ランキングは1位が新宿、2位が池袋、3位が中野と続いています。
毎年ランキングはかなり大きく順位が入れ替わっていますので、来年も同じとは限りません。
少なくとも住みたいと思う方が多い街という事なので、購入して悪いということもないでしょうが、皆さんの価値観に必ずしも合っているとは限りません。
ウォーターフロントがいいという方もいれば、閑静な住宅街がいいという事もあるでしょう。
子供の為に住環境を重視している方もいれば、利便性を重視している方もいます。
今年のランキングで比較的大きなポイントになるのは、駅前に様々な商業施設があり、交通のアクセスを考えても利便性の高い駅が多く上位にランクインしているということです。
どちらかというと環境という面でいえば、少し騒々しいイメージのある駅がランキングの大半を占めているように思えます。
都心に住む方はどちらかというと環境よりも利便性を重視しているという事がおわかり頂けるのではないでしょうか。
┃首都圏全体では吉祥寺が1位!
ところが、首都圏全体となると、横浜がランクインしたり、東京都全体では吉祥寺がトップに上がります。
ここでは、利便性優先というよりも環境や、イメージが優先されているという事になるでしょう。
あくまでも東京23区内に住むことを考えるのであれば利便性が優先される傾向が強いという事です。
また、赤羽や北千住などの町がランクインしているのも特徴的だと思います。
下町のイメージが強い街ですが、都心へのアクセスが良く、駅前にも大抵のものは揃っています。
他のランキング上位のエリアと比べて、下町感があり割安な傾向があって、尚且つ適度な利便性も備えている。そんな印象です。
ただ単に理想としての住みたいという話ではなく、現実的な視点から考えても住みたい、という回答者の気持ちが見えてくる回答だと思います。
その年のトレンドは毎年度変わっていますので、話題性の強いエリアが上位に上がる事もありますが、今回はどちらかというと利便性を優先される方の意見と、現実的な目線と入り混じった結果になったといえるでしょう。
┃人気エリア≠家賃が高いエリア
特徴的なのは人気のあるエリアが必ずしも家賃が高いエリアとイコールではないという事です。
家賃が高額なエリアは商業価値の高いエリアが多く、社宅需要の集中しているエリアがそれに当たります。
また、住みたい街ランキングといっても、家族と暮らす家と単身者が住む家は選び方に全く違う傾向が現れます。
会社に毎日通い、遅くに返る単身者であれば帰る家はただ寝るだけなので、環境などよりも利便性が圧倒的に優先されます。
お子さんのいる家庭であれば住環境や、通わせる学校に左右される事も当然あるでしょう。
大きなくくりでこういった住みたい街のアンケートを取っても、対象者の年齢、家族構成、収入によっても回答の傾向には偏りがでるでしょうから、あくまでも一つの目安にしかなりませんが、住みたい人がそれだけ存在することは間違いありませんし、どこに人気が出てきているのか今のトレンドを知る為にはいいツールだと思います。
ご興味のある方はいくつかのリンクを貼っておきますので、ぜひ検証してみてください。
┃まとめ
投資という観点では、家賃の相場が弱いエリアが上位に入っていることも多いので、人気がある=投資効果が高い、とはならない事をご承知おきください。
むしろファミリー層に人気の住宅地エリアは投資には不向きな傾向があります。
投資と実需はターゲットが違いますので、混同して判断しない様に気をつけてくださいね。
ではでは、皆さまのご健康をお祈りしつつ、本年もお疲れさまでした。
どうぞ皆様もよいお年をお迎えください。
本年もありがとうございました。