この都心5区の賃貸オフィスが0.4%しか空きがなくなっています。
1000件のオフィスがあって、4件しか空きがない計算になります。
すごい稼働率です。。。
昔釧路の駅に降り立った時、駅前ロータリーの角地のビルが上から下まで全て空いており、何も入っていない空のビルだったのを思い出しました。
駅前の一等地のはずですが、ここがダメならどこなら入居者が入るんだろうと思った記憶があります。
人間よりもカモメの数の方が多い街ですから、そもそも需要がないのでしょうね。
東京という街は、人、情報、お金、全てが集まってくる街です。
特に高い看板効果のある東京都心5区は、ステータスや利便性、周辺に関連企業や取引先が集中していることもあり、当然オフィスとしての賃貸需要が日本で最も高いエリアということになります。
今回このオフィスに関するデータを発表しているのは三幸エステート。
弊社も賃貸でオフィスを借りる際にお世話になった事のあるオフィス賃貸の企業です。
東京都内23区の平均は0.7%が空室との事でした。
その数字を上回る0.4%の空室率は驚異的です。
┃都心の賃料相場が高い理由
弊社の管理している賃貸マンション1,750件の稼働率は99.4%。
オフィスの空室率に負けず劣らずです。
立地を厳選し、都心5区を中心にご紹介しているので、当然といえば当然なのですが、オフィスの稼働率で見るのと同じで、場所が良いほど賃貸の稼働率は上がっていきます。
私のお付き合いのある方で、オフィス仲介のエキスパートである方がいます。
その方も今はオフィスが全く需要に対して足りていないと言っていました。
次々に建て替えや、大きなオフィスタワーの建設されているイメージのあった私は、そんなに足りていないという実感がなく、半信半疑だったところもあったのですが、この数字を見るとその言葉もうなづけます。
ここまで空室が少なくなると、選択肢が少ない為、借り手は自由に物件を選ぶことができなくなります。
都合の良い広さや、予算、立地等で物件を選定したくても、いい物件は取り合いになりすぐに無くなってしまいます。
結果完全に貸し手市場になるので、賃料が多少高くても賃貸は付くようになってしまい、どんどん家賃相場が上がっていく可能性が出てきます。
別のサイトでも賃貸マンションの募集賃料の相場が上がって来ているとのデータも最近みかけました。
しかし、こんな苛烈な物件取得争いが起きているのは東京の内でも都心5区だけです。
利便性、立地、看板効果、社員のモチベーションや、顧客や取引先への印象に大きな影響を持つオフィスのイメージは、高い賃料を払っても見合うだけの経済効果を持つケースが少なくありません。
日常生活の中ではこの需要を実感することも無いでしょうし、街の風景という認識しかないとは思いますが、密集した高層ビルが乱立し、そのほとんどが稼働している東京の賃貸事情は、日本の中でも本当に特殊な環境を築いていると言っても過言ではないと思います。
引く手数多の不動産を所有しているオーナーの優位性は、その不動産を所有している限り変わりません。
土地や建物の立地は、普遍的で絶対的な価値を持ち、将来に渡ってそこから家賃という収益を生み続けます。
不動産の『価値』を考えるに、この都心部の密度の濃い需要は、人口減少の影響を受けやすい地方の不動産と比べて、この先もっともっと価値を持っていく可能性が高くなってきています。
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